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浜名海兵団 コンクリート防空壕(指揮所?)

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湖西市新居にある、超有名物件。防空壕と言われる物を見に来た
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地主さんに断り、そばに寄る。農作物があるので足元には気を付けよう
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入り口部はコンクリートで戦後に狭めて、木戸を付けたのだろう。材質が違う
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ぐるりと外周を周ってみる
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裏側には天水桶が二つ、以前空母氏がにゃんこと戯れていた所だろう
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裏側側面には、コンクリート柱が建っているが、後で埋めた物だそうだ
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天井の通気口は折れてしまっている
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反対側は意外とゴミ捨て場状態
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反対側の入り口も、戦後に扉が増設されている
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庇はもう少し長くてもいいのではないだろうか?
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せめて30cmは欲しいと思う
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思わず地主さんの方から中を見てもいいよとのお言葉を頂き、失礼する
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入口上部には、巻かれていた内壁の木材が一部残っていた
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このコンクリートに埋められた木材を軸に、内側に木材の壁を張り、居住性をあげる
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真ん中の部屋
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内部は前後に小さめの部屋、中央に大きめの部屋で構成されている
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天井の通気口
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隔壁の通路は、手前は左寄り、次は右寄りとずらしてある
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奥の部屋、扉は埋め殺してある
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天井は木材の張り具合が良くわかる
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当時の碍子と電灯の取り付け部、通常の防空壕に電灯等は付けられない、何かしらの施設だったのだろう
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中央の部屋方向を見る、隔壁のおかげでかなり強固な壕となっている
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手前側の隔壁は、出入りの為か上部を破壊している(勿体ない)
隔壁毎に、丁番の跡があるので、各部屋は扉を付けて独立していたのだろう、ただの防空壕では無い
訓練用の指揮所機能を持っていた物と推測するが、こんな防空壕が100個ほどあったという話もあるし、何とも言えない
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外に出ると空母氏が一心不乱に写真を撮っていた
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一度は見たい遺構だったので、満足した
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見学を許可してくれた地主さんにお礼を言う
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他にも何か残ってませんかと聞いてみたが、交通公園に「浜名海兵団戦没者慰霊碑」があるぐらいだと教えてくれました。
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浜名海兵団 退避壕及び指揮位置

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今回は変則的に移動する為、舞阪駅まで電車で来た
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空母氏に拾ってもらい、現地へ向かう。今回は下調べはしている物の、空母氏に頼りっぱなしのツアーになる
空母氏は独自ルートで手に入れた資料を基に、自分の足で何度も通いこれらの遺構を特定している努力家だ
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今回の目的は、浜名海兵団の遺構だ
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とある防風林の中にそれはある、この遺構を知る者は少ない。DSC06208_R_20230519225744cd8.jpg
海岸に背を向ける形で並んでいる
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高さ1.5m、幅3m、奥行き2mって所だろうか
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溝があり、蓋でも付いていたのだろうか?
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ただの型枠の跡なのだろうか?
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天井は意外と薄く、直撃にはとても耐えられない
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すぐ隣に同型の物がある
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内部も全く同一だ
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なぜ立って入れるような大きさにしなかったのだろう、あくまで訓練用なのだろうか?
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少し離れてもう一つある
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こちらは入り口の広がり方が若干違う気がする
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ふと振り向くと何かある!
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絡まる蔦をどけると、半円形のコンクリートが
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砲台でよく見かける、砲台長位置に酷似したものだ。訓練用の指揮台と思われる
海兵団とはあくまでも訓練施設人員であり、実践配置の部隊では無い
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入口足元、階段が埋まっているかも知れない
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ここに指揮官が立ち、砂浜への突撃訓練等、水際防衛の教練をしていた姿を浮かべる
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自分が他の獲物を探している内に、空母氏が綺麗に掃除していた
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上記二枚は掃除後の空母氏撮影の物をパクった写真(自分にはこんな腕前は無い)


木更津海軍航空隊掩蔽部、桜井防空砲台及び探照灯跡

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数年前に発見された木更津海軍航空隊の掩蔽部を久しぶりに観て来た
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雑木林を伐採したら出て来たコンクリート、当初は破壊しようとしたが、硬すぎて断念したようだ
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上に登ると通気口の跡がある
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もう一つの通気口
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入口部分は、大分頑張って壊そうとしたようだ
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入れないので隙間からカメラを突っ込んでみる
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内部は激しく水没している
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こちら側の入り口には扉を取り付けていた木枠が残る
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反対側の入り口
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木枠は無いが丁番の跡らしき物がある
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内部は結構広い、退避壕にしては大き過ぎるが、弾薬庫にしては通気口が2つも開いている

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木更津の桜井地区に12cm高角砲4門と探照灯用電探1という引き渡し目録の遺構を探す
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目星を付けた山に登って行く、ねこさんが小さな地下壕一つはリサーチ済みなのだ
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山道に入って行く
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ねこさんのリサーチ済みの穴に来た
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入口は8割がた埋まり、急斜面となっている
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入ると天井が派手に崩落している
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乗り越えると行き止まりの15m程度の単独壕だった
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もう少ししたら埋まってしまいそうだな
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山頂に登った
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土塁に囲まれた平坦地を見付けた
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周囲に数ヶ所砲座とおぼしき円形平坦地がある、恐らくこれが12cm高角砲砲座だろう
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資料と位置関係を見比べるねこさん
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付近に弾薬庫と思わしき穴を発見した、まず確定だろう
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確証は無いがまず間違いないので、とりあえず撤収する
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来る時に不自然に盛り上がった場所が気になったので登って見る
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僅かにコンクリートが見える!
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円形に広い範囲で伸びている様だ、ねこさんを呼ぶ
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頂上部にはコンクリートの露出している部分もある、当初はこれが砲座かと思った
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大きさを確認する為に、周囲を掘ってみる
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中央部に気になる物が出て来た
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長方形の穴だ、深さも10cm程ある
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周りを掘ると、いっぱい出て来た
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外周部も並行して掘り起こす
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この横たわる倒木が邪魔だ
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倒木の下にさっきと違い、長い溝がある
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恐らく動力伝達の電路の溝だろう
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溝は結構大きな物だった
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外周部まで溝は続いている
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中心に取り付け部分が放射状に並ぶ
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最初は砲だと思っていたが、砲ならアンカーボルトが出っ張っているものだ
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結局外周は5mにも及び、探照灯用電探の基部と判断する。

売津速射砲陣地及び石切り場改機関銃陣地

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売津の山に、速射砲陣地を見付けたそうだ
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山を登り、斜面を見ると妙な窪みが
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斜面をずり落ちて行くと
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四角い穴が在る
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中に入ると長方形の部屋だ
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奥には坑道が延びる
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出口からは大量の土砂が流れ込んでいる
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横には弾薬庫らしき物が
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土砂を登ると、開口部が見える
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どうやらこっちが砲室のようだ、弾薬庫もあるし
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天井が相当崩落してしまったようだ、こんな所で大砲撃つつもりだったのだろうか?
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みんな広い砲室側から入って行く
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砲室が無事な頃に入って見たかった
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頂上に上がると、円形の窪みのある平坦地
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こちらにも窪地がある
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石積もある、城跡か?
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妙な石像がある、この関係なのだろう
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次の遺構に到着した
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壕口だ
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また四角い入り口通路だ
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綺麗に掘削してあり、左右に分岐も見える
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左はL字の部屋
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爆風除けがあり、右に通路は伸びる
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通路を進むと
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銃座がある、重機にしては台座が短かい
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軽機にしては台座から銃眼迄が高いという中途半端な銃眼だ
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この手の銃眼にしては珍しく、コンクリート補強されている。後に理由が判る
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銃眼としてはコンクリートだけあって綺麗な形をしている
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表に出る
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外部から銃眼を発見、下に降りてみる
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下に降りると、銃眼のコンクリート補強の理由が判った、銃眼を造る際にクラックが入ってしまったのだ
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これだけ派手に割れたら補修するしか無かったのだろう
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竹岡某所にある、15cm榴弾砲陣地を見て行く
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ここは地層がすごい
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イカヘッド型の砲室
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砲眼側からの眺め
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先端はフェンスで塞がれていて、出れない
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近くにもう一つある
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こちらは砲眼側から入る
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砲室は完成しているが、未完成のようだ
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掘りかけの弾薬庫
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出入口になるはずの通路も掘りかけ
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砲室
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イカヘッド

冨浦10K東京湾要塞第1砲兵隊(第2.3.4中隊欠)冨浦10糎加農砲陣地

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冨浦の山にパパさんを先頭に入って行く
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早速壕口があるが
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L字の倉庫壕だった
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道の無い山道を登って行く
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更に斜面を下って行くと
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緑に埋もれた砲眼が現れる
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早速砲室に入るが水没している
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見難いがアンカーボルトが円形に並んでいる
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天井には砲を固定する為の吊り金具がある
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砲室は粗いコンクリートだが、鉄筋は入っている
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砲室のコンクリートはまだ途中のようだ、上の方に丸い穴がいくつもある
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この穴に型枠の丸太を入れる
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砲室の奥の素掘りの部分
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同じ位置に丸い穴が在る
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下の部分はコンクリートが薄い、鉄筋では無く木筋に変わり、砂利も多い
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奥に入って行く
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左に分岐
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弾薬庫だ
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壕は緩やかに右に曲がる
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その先は埋没、水の流れた跡があるので、近年までは開いていたのだろう
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現在はライトを消しても明かりも風も入らない
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砲室に戻る
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砲室右側の段々
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左側の段々
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今回の目的は、除草と掘り出し整備だ
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傾斜地なので、交代に掘り出していく
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きへいさんが除草したおかげで、上面が露出した
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偽装網を架ける金具が、砲眼を囲む様に出て来た
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一番頑張った福本君、彼は普段からあちこちの遺構の草刈り等をしてくれている
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腰を痛めているねこさんも頑張っている
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細かく丁寧に根っこを除去するきへいさん
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右側はほぼ掘り出した
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左側も完璧に露出
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全てをかき出すとコンクリートが痛むので、形状が判る範囲で止めておく
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最後に灌漑深く、写真に収めるきへいさん
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次に来る時まで、埋もれないでいて欲しい
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撤収する