佐島第一洞窟砲台開発に消える?

いつも情報を下さるY様より、佐島第一洞窟砲台の工事が始まったとの情報を頂き、翌週見に行ったのだがブログを書くペースが遅いので、2ヵ月が経過してしまった。この場を借りて、お礼とお詫びを申し上げる。

元々資材置き場があり、入るには躊躇する状態だったが、しっかり封鎖されてしまった

こちら側の壕口は無事だが、マンションが建ってしまっては入れなくなるだろう。

久しぶりにこの山を登ったが、すごい事になっていた

もはや道のていを保っていなかった

山頂の抜き穴は健在だが、ここに来る事は困難になった

では、突入しよう

まず、封鎖部分を見に行った、ちゃちい封鎖だが、道路から丸見えの抑止力がある

15cmカノン砲座

封鎖部分だけ見ればいいやと思ったが、やはりちゃんと見て回る事にした

まずは砲側弾薬庫

爆風除けの前壁から1m奥の入り口

弾薬庫内はそれほど広くない

内側から入り口方向

主要部以外は素掘りのまま

過去の工事の際の建材が打ち捨てられている通路

場所的に砲員控室と思われる

内部は広くない

通路は細くなり、うねりだす

3つ目の部屋、扉が設けられていた様なので、砲座間の連絡、通信室等では無いか?

意外に狭い内部

内側から

三つ目の部屋を出るとT字路になる

右に向かう

うねりながら登って行く感じだ

すれ違い所とも取れるが、方向をミスって修正したように見える

グイグイ登って行く

登り過ぎたのか、下方に軌道修正している

このコースは山頂への抜き穴に向かうので、結構長い

ここで山頂からの掘り下げ通路と合流している

右はすれ違い所として活用

更に登ると

分岐路がある

真っすぐ登ると最初に入って来た山頂への抜き穴だ

右の分岐はゆるく下って行く

右に70度ほど曲がると

左側から土砂が流れ込んでいる

おそらく中腹にも開口部があったのだろう

この先がこの洞窟陣地の最大の売りだ

手掘りの階段が現れる

ただの階段では無く、羅連を描いて降りて行く珍しい物だ

左側の残土置き場と化した部分

見事な螺旋を降りて行く

途中途中、階段が数段あるが埋もれている

更に下る

ヨットのセイルが突っ込まれている

コンクリートの銃眼、蓋をするための鉄筋が飛び出している

銃眼で行き止まりなので、降りて来た道を引き返す

洞窟砲台手前まで戻って来た、行かなかった方向へ進む

コンクリートを使っていない部屋

分岐路

左は外部への壕口

この時点では出れなくは無いが今頃はマンションの擁壁に埋まってるかも


分岐を右に進む

この通路は長い

壕口が近いので、ちょっと汚い

途中から排水溝が現れる

右側だけに20cmほどの排水路

途中から深さが30cmを越えるようになる

最後に左(道路側)に曲がる

そして、埋め戻しで閉塞。これで全貌を見た事になる

最後に一応、この部分を確認する。やたらに上が長いコンクリート部分は、元は右側の部屋の高さに開口していたのだろう
後に出入りのしやすさに、掘り下げたのだろう

上は小さな部屋だが、砲台への衛所では無いだろうか?

出来ればコンクリート擁壁に、消えない様に祈って探索を終える。
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