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細谷トーチカ及びコンクリート観測所

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県境の細谷地区のトーチカに案内してもらった
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上に飛び出た部分は二階の観測室になる
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観測室後方は四角い
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観測室スリット方向、こっちは入り口側で砲眼は反対側だ
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砲室入り口に降りて行く
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塔の部分には、何かを取り付けていた様な跡がある
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砲室に入る
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三角形の砲室、破壊痕は無いようだ
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砲室右側にある通路とベンチレータ
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ベンチレーターは埋没している
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通路入り口部、かなり無骨な鉄骨が入っている
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非常に珍しいトーチカの側面出入口だが、埋まっている
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内側から砲室方向を見る
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砲室内や天井には、木材を埋め込んでいた溝がある、内側は全面板張りだったのだろう
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このトーチカは、鋼材を組んだ鉄筋では無く、廃材の様な鉄くずを混ぜ込んだ様な造り方をしている
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産廃処理に近い埋め込み方
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砲口部は殆ど埋まっている
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素敵な段々が辛うじて見える
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二階の塔の部分に登るには、階段も足場も無いこの縦穴のみ
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空母氏に「良い物見せてやるから黙ってこれ担いでついてこい」と言われて山の中をずっと担いできた意味が分かった
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さっそく登るが、予想以上に狭い
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梯子+身長でここまで、後は根性で這い上がる
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観測窓が見えて来た
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到着!狭くて非常に息苦しい
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半円形の観測窓と、棚状の部分
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銃眼程度にしか開いていない観測窓
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背面の椅子部分
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登り口には踊り場的な部分がある、これが無いとスペース的に結構キツイ
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この足の下が観測室
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手前が梯子で登った縦穴部分で、上が観測室になる
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一応観測室の上からの眺め、海岸は見渡せるようだ
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砲眼方向を見る、妙に上の部分が高い
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また、雑多な鉄骨
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砲室を覗き込む
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少し風化した段々


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トーチカから2~3分の距離に正規の観測所がある
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コンクリートの歪な構造物
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これは上部構造物で、天井部分だ
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この下に観測窓のスリットがあるのだが、完全に埋没している
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上部に1本だけ突き出る鉄棒
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背面の入り口から入る
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入口にある溝、扉でも付けていたのか
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観測室の天井は高くない、上にはすごい厚みのコンクリートがある事になる
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また適当な金属片が埋まっている
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観測用スリット
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完全に埋まっているが、ちょっと掘れば開口しそうだ
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脱出する

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湖西トーチカ陣地群 その2 (トーチカ2、貯蔵壕多数)

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すぐ近くにあるトーチカ2は外観はかなり破壊されている
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ぱっと見はそこまでしなくてもって状態だ
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僅かな隙間を発見
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空母氏がいきなり掘り出す
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おもむろに「開いたから入れ!」とのお言葉
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ギリギリの隙間に突入して行くが。ガラス片が多く、結構危ないので排除しながら進む
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砲口部の段々が見えた
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内部は一つ目と全く同じだ
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砲口部はやはり破壊されているが、外観程では無い
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空母氏も入って来た、右上の天井が崩落しているのは、爆破の影響か?
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天井を突き抜けている、鉄骨の曲がり具合を見ると、戦後の調査で厚みを測る為に上から開けたか?
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弾薬庫は同じ形状だが、鴨居の木材が無い
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主出入口は、ほぼ埋没
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やはり茶色の迷彩が入っている
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一つ目のトーチカにもあったが、棚を付けた様な一定間隔の鋲が刺さっている
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後の部屋も同様
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天井近くのこの穴は、水が滴った跡があるので、外部に貫通している。電路だろうか?
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全体的に観る、とても素晴らしい大型のトーチカだ
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動物が落ちない様に蓋をしておく
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上に上がると、ベンチレーターが完全な形で残っている
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入り口部同様にボツボツ偽装が着いている
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一応、正規入り口部、とても入れん
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付近には貯蔵壕と思わしき単独壕がたくさんある
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入口は四角くしっかり造ってあるが
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内部はズリ出しすらしていない掘りかけの壕だ
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防空壕や交通壕にしては、サイズが大きい
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破壊され尽くした、観測所2のガレキが散乱している
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潰れてしまった壕の形跡
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塹壕を辿ると
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埋没した壕口
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滑りながら入って行く
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地質が変わり、掘りやすそうだが脆そうだ
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自分の庭のごとく、密林を移動する空母氏
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サクッと次に到着
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しかしこれは止めておいた
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蛸壺にしては大きな円形壕
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箱型の掘削地もいくつか見つかった

湖西トーチカ陣地群 その1(観測所1カノン砲トーチカ1)

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空母氏の案内で、菊の御紋を頂く神社の裏山に登って行く
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道も何も無い所から、登り始めると
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軍道らしき塹壕のぶつかった
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深さ1m程の塹壕を辿って行くと
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ここだよと空母氏がスタスタと降りて行く
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そこにはコンクリートの観測スリットとおぼしき物があった、良く見つけたなこんなの
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いや、せまっ!
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自分が躊躇していると、空母氏がするっと入って行ってしまった
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案の定、自分は閊えて入れないのでカメラだけ突っ込む
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左の通路らしき物は出入り口で、埋まっているそうだ
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右側は何も無い、内部はゴミだらけだそうだ
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空母氏が呼ぶので上に上がる
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入口を掘ったから、こっちから入れと。無理っす!
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再び移動する
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そこにあるから見て来いと、足の匂いを嗅ぐ空母氏
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おお!これは!
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ゴリゴリの大型砲口では無いですか!
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コンクリート表面に、ブツブツ状に吹き付けた偽装跡
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うっすらと迷彩色も残る
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分厚い段々が素敵
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入ろうとしたら、破壊部分から危ない鉄筋が!
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落書き一つない砲室はとても綺麗だ
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砲口部、下部を中心に破壊されているが爆砕の破片が左側に飛び散った様子が判る
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砲室内に落ちている扉上の骨組み、リベットなので当時物と思われる
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空母氏が痛く気に入り、持って帰ろうとしたが断念した
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砲室の上隅に、ベンチレーターがある
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中は土砂で完全埋没
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信じられない程綺麗な状態の内部通路
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弾薬庫
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鴨居に残る木材、さっきの扉が嵌るとしたらここぐらいか?妙に上の高い鴨居の無い入り口だ
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内部はL字に曲がった部屋が一つ、小森さん多数
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後の部屋
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部屋というか通信室、計算室とかの類だろう
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両サイドに棚か機材を取り付けた様な鉄とコンクリートの線がある
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後方にある正規の出入口、砲を入れる為にかなり大型になっている
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出入り口にもくっきりと迷彩の跡がある
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入り口側も同様にブツブツ偽装が付いているが、大分剥がれてしまっている(汚れで無く吹き付け確認)
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中に戻ると空母氏が床面を掘って、砲床がコンクリートである事を確認していた、勉強熱心だ
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砲室から見た前方風景、なんも見えない完璧な偽装だ
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上に登ってベンチレーター部分を確認した


浜名海兵団 立哨小屋群

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防風林を移動した、ここに遺構が移設(放置)されているという
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空母氏に着いて、藪の中をガサゴソする
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木々の合間にコンクリートが見えた
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立哨小屋だ、地下に埋まっている部分も露出して、異様に高い
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立哨小屋らしくない所と言えば、庇が無い事ぐらいだろうか
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天井の左右に四角い穴が在る、明かり取り兼通気口か?
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天井から伸びるコード
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電灯か通信用コードかは不明
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実にのっぺらとした構造だ、普通はもう少し装飾があるものだが、戦時急造型だろうか
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隣にも見た目は同型の立哨小屋がある、ここには3つ集められているが微妙に違う部分がある
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こっちは入り口上部に板が張られている
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天井の穴も中央に一つだ
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人物比、(駅前の公衆トイレか?)
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壁には机か棚を取り付けたような木材が残る
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3つ目の立哨小屋、入り口に木材が残る
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この天井が最も異形だ
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これはいったい何なのだろう?
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想像もつかない構造だ
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空母氏が登れというので登って見た
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写真は空母氏からもらった
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意外と真ん中の穴が怖い
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何かが嵌っていた様な跡がある
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戦後に農地に戻す際、邪魔になった移動可能なコンクリート遺構をここに移動して忘れ去られたのだろうか
はたまた訓練用の立哨小屋なのか、謎な遺構群だ

浜名海兵団 コンクリート防空壕(指揮所?)

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湖西市新居にある、超有名物件。防空壕と言われる物を見に来た
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地主さんに断り、そばに寄る。農作物があるので足元には気を付けよう
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入り口部はコンクリートで戦後に狭めて、木戸を付けたのだろう。材質が違う
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ぐるりと外周を周ってみる
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裏側には天水桶が二つ、以前空母氏がにゃんこと戯れていた所だろう
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裏側側面には、コンクリート柱が建っているが、後で埋めた物だそうだ
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天井の通気口は折れてしまっている
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反対側は意外とゴミ捨て場状態
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反対側の入り口も、戦後に扉が増設されている
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庇はもう少し長くてもいいのではないだろうか?
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せめて30cmは欲しいと思う
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思わず地主さんの方から中を見てもいいよとのお言葉を頂き、失礼する
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入口上部には、巻かれていた内壁の木材が一部残っていた
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このコンクリートに埋められた木材を軸に、内側に木材の壁を張り、居住性をあげる
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真ん中の部屋
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内部は前後に小さめの部屋、中央に大きめの部屋で構成されている
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天井の通気口
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隔壁の通路は、手前は左寄り、次は右寄りとずらしてある
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奥の部屋、扉は埋め殺してある
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天井は木材の張り具合が良くわかる
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当時の碍子と電灯の取り付け部、通常の防空壕に電灯等は付けられない、何かしらの施設だったのだろう
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中央の部屋方向を見る、隔壁のおかげでかなり強固な壕となっている
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手前側の隔壁は、出入りの為か上部を破壊している(勿体ない)
隔壁毎に、丁番の跡があるので、各部屋は扉を付けて独立していたのだろう、ただの防空壕では無い
訓練用の指揮所機能を持っていた物と推測するが、こんな防空壕が100個ほどあったという話もあるし、何とも言えない
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外に出ると空母氏が一心不乱に写真を撮っていた
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一度は見たい遺構だったので、満足した
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見学を許可してくれた地主さんにお礼を言う
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他にも何か残ってませんかと聞いてみたが、交通公園に「浜名海兵団戦没者慰霊碑」があるぐらいだと教えてくれました。