広島陸軍兵器補給廠岡山支廠 その3

岡山大学構内に戻って来た

こじんまりとしたこの建物

工学部11号館、倉庫だったと思われる

当時らしい明かり取り

恐らくこのトタンの部分より切り取られて、半分程度になっている気がするが、明かり取りの位置的にどうか?

反対側のオリジナル部分

更に西側に移動する

ほぼ西端のグランド前に工兵第10連隊 浴場、食堂がある

非常に変わったこの建物であるが、この部分は平屋で浴場らしい

T字に飛び出した部屋

玄関なら解るが、部屋でこの出っ張りは珍しい、厨房にしては煙突も無い

手前に手洗いでもあったのだろうか

更に変わっているのが、後半部分は四角い二階建てになっている事だ、こちらが食堂

近代化改修を受けているので、どこまでがオリジナルか判らない

表側に回った

全然70~80年経っている様には見えない

浴場と思われる方は、覗く事も出来ない

考古学資料館とあるが、入り口は封鎖されている

玄関アーチも改修されている

西端グラウンドと駐車場の間の草むらに


煉瓦建物の残骸が転がっている

バラバラのコンクリート片と煉瓦片

工兵隊の橋梁演習施設の残骸

これは煉瓦の積み方の向きから、横倒しになっているように思う

アンカーボルトが対で刺さっている

一瞬建物の基礎にも見える

元はどんな構造だったのだろう

煉瓦には稀に刻印が打ってある

二の刻印

貝塚煉瓦が多い様だ

裏側は砂山になっている

刻印はランダムに出荷1ケースに1個ぐらいで打たれたらしい

御影石になんか書いてある

70数年でこんな木に育つんだな

陰に斜めに倒れた煉瓦柱

こちらにも対のアンカーボルトがある、さっきのと対の柱で吊り橋でも作る訓練をしたんだろうか?

ここにも刻印

放送大学 岡山学習センター奥の雑木林が将校集会所庭園だった

池の跡だけは確認できたが

雨上がりの濡れた雑木林を探す事が出来ない、石灯籠もあるらしいが発見できなかった

最後に岡山大学守衛所

工兵隊衛兵所だった
これで反時計回りに一般に知られている岡山大学周辺の遺構を殆ど回った事になる

岡山の探索を終え、空港に来た

飛行機に乗る前に腹ごしらえをする



ガチャ猫もいっぱいあるものだ
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