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八丈島 鉄壁山(浦)兵団司令部壕(作戦時)その4

今回の内容はビジュアル的には薄く見える、しかし当地の実情を知っている東雲みょん氏なら、あそこマジで行ったんですか!って所に行っているのだが、ほとんどの時間這いずる様に狭い急勾配を登っている、常に足に力を入れて踏ん張っていないと滑り堕ちる、体力的に限界に挑戦する様な所だった。
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3層目へは降りれない、据え膳食えぬ思いで移動する
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前回の鉄柵の横にも銃眼付きの元開口部があるのだが
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この通り崩落しまくっている
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内側はしっかりしているのだが・・・
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引き返し、行ってない通路に向う
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前回スルーした弾薬庫に向う
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左側にある倉庫、作りかけの様に見える
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右側にも入り口が有る
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崩れているが、弾薬庫である
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碍子が落ちている、この状態でも電気が来ていたのだろう
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天井と右壁面は原型を保っている
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金属製の箱の残骸
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当時の電池が大量に埋まっていた
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奥から入り口方向を見る
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弾薬庫出口こっから先は登りだ、右方向の角度が判るだろうか!
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ひたすら登る、ところどころ天井も落ち、狭くなっている
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てっ辺まで来た!開口しているが狭くて出れない
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支保工と止めていたバンセン
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分かれ道は崩落していたので降りる
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戻って来るとほっとする、靴の中が砂だらけだ
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最初の指令部員室、経理室に戻って来た、この右奥に山頂に向う抜け穴がある
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入り口は立派だが、床は落ちて来た砂に埋め尽くされている
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登り始めると土砂によりどんどん狭くなる、埋まる、滑る(斜面を振り返る)
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まだまだ続く上り坂、踏ん張りが利かないので、かなりキツイ
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振り返りながら、小休止
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かなり天井の落盤が増えてきた、これが1個でも上から転がって来たら逃げ道無し!
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唐突に空間が広がり、風が入ってくる
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先に進んで上を見上げると、何で?この2mの段差はなに?
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カメラを片手で持ち上げて、違う角度を撮る、真っ暗だし空気の動きが無い
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天井を見上げる
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指先が届くので、登れなくも無いが取り合えず止めておく、もうひとつ道があるのだ
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こっちからは風が入ってくる、登るのもたやすい
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簡単に脱出、ってか山頂付近だった
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軍道の切り通し
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山頂のたこつぼ
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ここでやってしまった、出て来た壕口を見失ったのだ、山中で迷子になってしまった
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しかたなく軍道の形跡をたどり、山中を彷徨う
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大分下ると、大きな切り通しの先に道路発見!
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この山に来た時の分岐点に出た様だ、車道を歩いて2層目入り口まで戻る
この後、3層目の入り口を探し斜面を探し廻り、下の沢にまで降りてしまったが見つからない、酷いジャングルで最早進めない、しかも気が付けばライトが無い!やばい、山頂で迷子になってから沢に降りるまでの何処かで落したようだ!
長年使った愛用のライトを失って、失意の中で下山する事にした、下山するにも2層目まで登らなければならないのだが。
この日は鉄壁山を取り合えず中断し、他に行く事にしたのだが、夜間に東雲みょん氏と連絡を取り、3層目の壕口のヒントを貰った、後日再訪する事となる。
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2日目の午後、他所に寄った道すがら、リトライを敢行す
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また、一歩先もわからんジャングルに下りて行く
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さすがに今度は見つかったが、2月でこれじゃ春を過ぎると発見は絶望だろうし、かなり降りる事自体が危険だ
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沢が近いせいか、湿度が高めである
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金属の箱の残骸
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入り口を内部から見ると、半分埋まっている
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足元には炭化した木材が転がる
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右にある倉庫
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広い空間に出た
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右の上り坂
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左は起居室(寝室)となる
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突き当りを左に曲がると
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開口部があるが、埋まって出れない
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引き返すと左に部屋がある
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真ん中に鎮座するそれは、なんと火鉢
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何か埋まっているが判らない
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コンクリート製である、壕内で火鉢ってどうなのと思うだろうが、次回のフロアを見れば大した事は無いだろう

次回鉄壁山指令部最終回、3,4層目予定
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八丈島 鉄壁山(浦)兵団司令部壕(作戦時)その3

今回は2層目を紹介するが、手元に当時の関係者(陸軍築城隊)の壕内図がある、おかげで倉庫だとか司令部員室などの正確な名称が判る、数少ない実証がある物件として紹介できる
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前回出て来た所から、入りなおす
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左は1層目への通路、右が2層目への通路となる
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当然右に行く
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右側にある倉庫
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入り口辺だけが広くなっている
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通路に戻って突き当たりにある、コンクリートの入り口
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入り口を守護する銃眼
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右側に2層目の中心部への入り口がある
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銃眼部を内部から見る
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2層目、司令部員室及び経理室、これが地面の下にあるのだ連合艦隊司令部日吉台地下壕を彷彿とさせる、高さ2m30cm幅4m(図面上)の空間
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折角なので、セピアで撮ってみる(真ん中辺の横溝が経理室との壁の跡)
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入ってきた入り口
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この部分1m程が廊下となり、側溝には板の蓋が憑いていた
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天井付近には電気用と思われる金属が多数付いている
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危ないのは壁面のこれ、等間隔で壁面から鉄杭が飛び出している
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天井の照明跡
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残留物
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統制食器の欠片
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佐久間〇〇株式会社のフタ
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この辺が経理室
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割れた各種碍子と側溝のフタ
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壁にボルト止めされた用途不明の木材
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廊下を進むと隣の便所ルームとなる(恐らく下士官用個室と将校用個室(バケツ式)があり、その真ん中にある小部屋から廃棄処理を従兵が行う方式ではないだろうか?映画「硫黄島からの手紙」でも地下壕でバケツ式トイレが使用されている。
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取り合えず司令部員室を振り返る
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真ん中の小部屋と奥にも個室用と思われる部屋
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真ん中の小部屋、扉の跡がある
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覗き込む、誰か落ちたのだろうか?
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水滴の滴る上を無理に見上げる、一見他からも排尿が集まってくる構造にも見える
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経理室側の個室スペース2~3個作れそう
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将校、士官室側の個室スペース(図面上はこの辺を便所と書いてあるだけ、後は個人の想像である)
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便所を越えると右側に倉庫、弾薬庫への通路がある(後で行く)
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まずは左の高級将校用の部屋に行く
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ここには3つの部屋があった、手前から副官室、参謀部、司令官室となる
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ここには側溝のフタが一部残る
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壁の奥にある通風口だが、埋まってしまっている
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床面に奇妙な穴がある
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某TV番組で開けた穴だとの話ではある、横に掘り出した土が積み上げられている
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奥から眺めると、3つの部屋の区画が判るだろうか
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右の丸い入り口が入ってきた所で、左の角い方が将校、下士官室への入り口だ
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将校室、下士官室、奥が医務室となる
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壁に残る碍子
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天井付近には金属のワッカが多数ついている
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床には蒼い銃弾が!
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奥に赤い鉄柵が見える
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本来は、3層に降りる為の階段
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近年、非常にがっちりと付け替えられた様だ、見学コースとして当然の処置なのだろうか?
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3層への崩れた急な階段

2層目が紹介仕切れなかった、弾薬庫等は次回に!


八丈島 鉄壁山(浦)兵団司令部壕(作戦時)その2

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浦兵団(非作戦時)の司令部、作戦時には鉄壁山に移動するはずだった(護神山司令部と思われる写真)
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海軍警備隊本部も鉄壁山手前付近にあった様だが、不明である
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では、軍道を司令部へ歩いて行く
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道すがら、この様な祠状の穴が数ヶ所ある
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縄文時代からこの島には人が居るので祠で無いとも言えない
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しかし、軍道沿いに兵を配置するには持って来いでもある
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この辺は完全に近代の物だ
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鉄壁山帰り道と書いてある、親切だ。
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1層目の入り口
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入り口から形がキレイだ、車道があるので工事は楽だったろう
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排水溝も切ってある
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神止山の後に見るとすごい差がある作りだ
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支保工の立っていた穴には、かすがいが堕ちている
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碍子と電池と思われる物
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やたら太い鉄杭
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直線の通路が続く
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倉庫状の部分には、木片が散らばっている
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突き当りが見えてきた
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曲がり角に落ちていた碍子、結構大きい
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左側(軍道側)は埋まっている
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突き当たり地点まで戻る
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左側にある小部屋、やはり木屑
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棚状の突き当りと、左に小部屋
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やはり木屑がある、入り口方向に引き返す
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入ってきた所の前に分岐がある
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元の通路から左の分岐に進む
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ペグが堕ちている
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緩やかに曲がって行くと、コンクリートがある
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貯水槽のようだ
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2m程度のミドルタイプ
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水抜きパイプが憑いている
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通路にはまだ、支保工が残っている所がある
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下り階段が現れる、ここまでが1層目となる
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2層目に降りてきた、階段を見上げる
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地面が黒くなるが、木炭が撒いてあるのだ
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分岐点に出た
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重厚なコンクリートが現れる
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外への開口部、中央辺に銃眼と観測窓がある
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銃眼から出口を見る、視野は狭い
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脇の観測窓は埋まっている
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外側から見る銃眼
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外観、ここが学校の見学入り口になるのだろう
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軍道を見ると、もっとも有名な構造物が見えている
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トーチカと言われている入り口のひとつ
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しかし、奥への通路は埋まっていて進めない
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隙間からトーチカ内には入れる
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トーチカは実はトイレだったりする
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しかし、戦闘時にはトーチカとして機能する為の銃眼が3つある
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2つはこんな感じに狭い
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もうひとつは機銃用なのか大型だ
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奥の方に地下空間がある
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肥溜めだろうか?
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トイレ兼トーチカ全景
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こうするとトイレにしか見えない
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外から見た小型銃眼
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同じく大型銃眼
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軍道を進むと、もうひとつ入り口がある
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入り口に奇妙な穴が開いてたりするが、崩れていて入れない
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こんな感じ


八丈島 鉄壁山(浦)兵団司令部壕(作戦時)その1

この鉄壁山司令部壕は前回の神止山連隊司令部壕の上位に位置する独立混成第67旅団司令部壕である。
「浦」は独立混成第67旅団の兵団符号の事だ。

内部は大部分が素掘りのままであるが、4層構造となっている内の2層目に関しては、司令部員の為の重要区画があり
そこの部分だけは強固なコンクリートで作られている、余談だがその2層目に関しては学校などの社会科見学などのコースとなり、島の子供たちの勉強の場となっている。
2層目の入り口前までは、車道があるので観光客が気軽に立ち寄れる事もあり、入り口のトーチカ(実は便所)などの写真は良く見かける事があるだろう(ググレばすぐ出る)。
もちろんここでも事故は起きている、おかげで3・4層には降りれない様に頑丈な鉄柵が施されてしまっている。
しかし、ここを訪れる事自体は昼間なら非常に簡単だ、なんせ信じられん事に壕口までは案内カンバンが出ているのだ!
御丁寧に壕口前には、帰り道方向まで標した石柱まで完備されている。

神止山司令部壕を出て、山中で戦闘糧食を食べた後、三原山の一部?鉄壁山を目指すのだが、至る道は罠だらけだった。
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発電所(地図にはあまり載らない)の先、このカンバンを曲がる
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八丈島全島でこのタイプの案内が用いられている、この無線の路方面に進む
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この通行止めを突破する
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昔の水道設備の残骸
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道端に壕口がボコボコ開いている
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路肩に車を停め、早速入る
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こんな所の壕なのに、水桶が完備してある
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しかも結構大きい、神止山の最大クラスだろう
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少し進むと、埋め戻しの様に床が競りあがる(天井は見ての通り崩れていない)
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部分的に完全に埋まっている
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根性で抜けて行く
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右は掘りかけの様だ
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背中を擦りながら先に進む
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枝道は狭い
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新たな貯水槽が出て来た
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やはり大きい
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通路をどんどん進むと不思議な事に
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突如として、壁が赤く染まる(画像は全く加工していない)
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赤い通路は右に左にうねりながら続く
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若干色落ちしてきた所で
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出口となる
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山の反対側に出てしまった
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車を置いて来てしまったので、取りに戻る
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次の壕は曲がってすぐに終わりだった
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その次の壕は間口が大きい
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かなりしっかり整形されている
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なんと、轍の跡がある
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脇の部屋は、天井が落ちて来ている
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キレイな通路の先に出口が見えた、ここで引き返す
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次の壕は埋没
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次も進入不可
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壕口は埋まり気味だが
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乗り越えれば、立派な壕がある
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十分過ぎる広さと高さがあるが
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奥に進むと次第に狭まる
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最深部の一部はほとんど埋まっているが、開口している
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棚状の部屋
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水没ながら、開口している
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次の壕口は狭い
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狭いがかなりキレイに整形してある
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御馴染み固まったセメント袋
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床面が一部水没しており、湿度が上がる
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それを越えれば、またキレイな通路がまだまだ続く
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砲室状に掘られた部屋
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銃眼として掘っていた様だ
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最深部に来たので、引き返す
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出口到着
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この分岐は当然「鉄壁の路」を目指す
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最後の分岐、この様に案内があるの助かる、ちなみに防衛道路とは飛行場周辺の幹線道路を攻撃されると、島の東西が分断されてしまうので、旧軍指導の下、山を越えて行き来出来る様に作られた、軍用道路のなごりである。
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分岐を林道に入り軍道沿いに進めば到着である

本土なら、これらの壕一つでも記事が書けそうな物だが、ちょっと山に入っただけで、これほどの壕が点在する八丈島は本当に最前線の島だったんだろう、結果として肩透かしを食らってしまったが、この努力が無駄になってよかったのだろうと思う。

東雲みょん氏が、「鉄壁山に至るまでには沢山の罠が待ち受けています」と言っていたのが、納得入った
1時間ほど途中で時間を費やしてしまった、旧軍恐るべし!

次回壕内進入

八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その6

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コンクリートの破片、恐らくここにも扉を付けていたのだろう
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その先の出入り口は、ほぼ埋没状態だった
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出れないので、引き返す
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分岐点に戻って来た
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下って来た階段にまた戻ってきたのだが
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このすぐそばに、別の下り階段がある
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最下層へと降りて行く
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これも結構下る
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しかも、在るべき階段が一段無い(旧軍の嫌がらせか?)
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見事に削られた一段、落差1m近い
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残りの階段を下って行く
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階段最終地点
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多少は通路が広いようだ
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階段付近に人為的に塞がれた壕口がある(唯一では?)
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側面の倉庫
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道幅が急に狭くなる
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反対側にももう一つ倉庫がある
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また、道幅が・・・なんだここ
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分岐路
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外光が見える
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右の小部屋の残留物、当時のバッテリー
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コンクリートの床に何かを立てた跡がある
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その前にある貯水槽
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足跡多数
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友人東雲みょん氏、脱出口!(彼はダンジョンの逆行を断念、ここから下山した)
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よくもここから下山した物だ!(戻った時のどら焼はさぞ美味かっただろう)
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行ってない通路へ進む
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かなりキレイな倉庫だ
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その先にある兵員生息室
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結構広い
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最後の分岐
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根っこの進入する通路
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最深部の出口
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もっとも奥は埋まって出れなかった、これで神止山司令部壕の探索が終了した、すでに入壕後3時間を越えている、ライトのバッテリーも3セット交換している(4セット目使用中)、64式のマガジンポーチにあと2セットと非常用に1セットしかない、腹も減ったが戦闘糧食は車の中だし、水も持っていない、緊急用のバーでガマンしながら記憶を頼りに、ひたすら壕内を引き返す
この辺の動画(←クリックで動画)戻りながら撮影
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帰途に憑く
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下るのは楽だが、帰りはひたすら登る
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階段の削れた階段はキツイ
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螺旋状の階段を登る
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約1時間後戻って来た出発点、あとは出るだけ

中層の魚の骨状の倉庫群辺りの動画(←クリックで動画)
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そう言えば、この壕で初めて碍子を見た、この時点で
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這いずりながら、無事脱出!
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ついでなので、山頂まで50mほど斜面を這い上がる
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神湊漁港の「軍艦」が見える(後に軽く紹介する)
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山頂部の三角点
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山頂付近を探索すると、やはり監視所となる壕があった
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しかし、山頂部なので短い穴だ
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への字に曲がって抜けている
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切り通しや塹壕もある
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ぽつんと祠があった、何年ぶりに人間が訪れた事だろう?
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雨に霞む三原山
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基準点4級
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さて降りよう、道無き道を!
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やっと登山道に帰って来た、休む間も無く鉄壁山を目指す!時間が無い!

八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その5

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変な出入り口から再開する
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分岐を前回と違う方へ行く
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変な段差の斜坑
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数mで行き止まり
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緩やかなカーブを曲がって行くと
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また、下り階段?
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行き止まり?
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なんと、螺旋を描くように折れて下っている!
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非常に降りにくい階段だ
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一段が大きく、しかも削れている
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右に折れて、通路はつづく
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右に通路がある
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外から土砂が流入している
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先に進む
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えらい狭まってきた
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クランクした通路
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道が上下に分かれた
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取り合えず上に登ると、突如穴が!あぶね~
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覗き込むが滑って危ない、ここが死亡事故現場かも知れない
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振り返ると壕口がある
この辺の動画(←クリックで動画)
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この隙間から最大ズームすると、対岸に壕口らしき物が見えるが降りれない
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仕方なく元の壕口に戻る
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分岐を今度は下へ降りる
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上を見上げると、さっきの大穴が繋がっている(敵が侵入してきたら、堕ちる様に作った罠か?)
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頭上を気にしつつ、先に進む
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十字路に出た
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小部屋の様だ
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斜面の十字路に出た
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右に登る
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かなり辛い斜面を登ると、光が見えた
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銃眼があるが、ここまで登るのは大変だDSC03118_R_20140320133944e7b.jpg
この谷やを登って来る敵を、掃射する為の銃眼だ、しかし、やっぱり対岸に壕がある
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真下には天水桶もあるが、とても降りれない
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下まで滑り落ちて行く
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十字路の通路に戻って行く
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一方は突き当たり
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また、急な階段を降りて行く
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降りたそばには開口部が、唯一降りれそうな感じだが、濡れてて滑るので戻れないだろう
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T字にぶつかる
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右は貯水槽になっていた
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左に進む
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真四角に整形された倉庫?
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このフロアは倉庫?が多い、もし司令部機能を持つとしたらこのフロアだろう
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この様な壕が多数並ぶ
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奥には木片が散らばる、机か木箱でもあったのだろう
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この部屋のみ、若干水が染み出し湿度が高い
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奥はベンチカットの途中で終わっている
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通常に掘削された部屋、かなり状態が良い
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部屋の出入り口を内側から

次回神止山司令部壕、最終回予定

八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その4

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進入口まで戻って来た
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ここから下層に下りて行く
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この通路は偶然か、丁度ひじの部分に掘った様な跡があり、ライトとカメラを構えても通りやすい
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早速階段を下る
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倉庫だらけの通路に出た
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1m程度の幅、2~3mの奥行き
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ほぼ全てこんな角度で掘られている
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まるで魚の骨の様だ
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奥の壁面には必ず2つの穴がある、棒を刺して棚でも付けていたのだろうか?
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突き当たり左側の開口部
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外はやっぱり原生林&斜面
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この開口部には、おかしな跡がある
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斜めにコンクリートを打った跡がある、なんで?
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物入れスペース
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埋まってしまった通路
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引き返す
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眼鏡が落ちている
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今度はまた登り階段が現れた
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結構登った
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まず右側の曲がった通路
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銃眼とは言いがたい穴、観測用か?
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ここから海は良く見える(今日は雨で見えないが)
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わざわざこんな高い位置に開けてある穴
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元の通路に戻る
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奥に進むとまた銃眼がある
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土砂が流入しているが、完成度は高い
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鉄板で補強していたのか、錆びた鉄板が埋まっている
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突き当たったので、通路を戻る
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階段前通路
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階段前通過時、ヤモリが歩いていた
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左右に小さな部屋
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右奥の部屋
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若干崩落しているが、面白い銃眼のある部屋
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銃眼部のみ、キレイなコンクリート
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この空間に体を入れて、機銃を構える
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かすがいが堕ちている
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通路に戻る
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土砂の流入した登り階段
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また、銃眼のある部屋だ
DSC03072_R_20140318213911098.jpg
外からも、天井からも土砂が落ちてくる
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階段を伝わり、下に落ちて行く土砂
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おかげで、下に向う空間が埋まってしまっている
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階段前通路に戻って来た
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さぁ、戻ろう
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階段を下りDSC03079_R_20140318214928e9d.jpg
分岐に帰って来た

まだ、下に3層ほどある


八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その3

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開口部から元に戻って行く
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分岐の下り斜面を左に降りる
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明かりの見える部屋がある
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銃眼がある
DSC02987_R_20140316192256025.jpg
右手に天井が崩落したと思われる天窓が出来ている
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戻って先に進む
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分岐
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掘りかけ
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小部屋
DSC02992_R_201403161930559f8.jpg
正面は土砂が流入しているので、右に行く
DSC02993_R_20140316193746ca2.jpg
また開口部が見える
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登って来た階段、実は来ながら動画を撮って歩いて来たので、この辺の順路はバラバラである
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開口部前の水槽
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開口部が多くて、閉塞感が少ないのがこの壕の特徴だろう(でも、出た先はジャングル)
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相変わらず、前はジャングル、上は絶壁である
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では、戻る形で紹介して行く、左が階段
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これは結構急な階段だ
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所々削れて段が無くなっていたり、砂が溜まって滑りやすい
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扉を付けていた様な跡
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その奥の特徴的な銃眼
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銃眼付近のみ、コンクリート補強してあるが、他には無い固定用の切り欠きがある
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外側部銃眼部は、石を貼って四角く作ってある
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ぶっとい金具が堕ちている(かすがいでは無い)
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なんか、この場に不釣合いな落し物が!
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扉をくぐり、戻って行く
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いま降りて来た階段を下から見上げる
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左右に広げた生息室
前回貼ったこの辺りの動画
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一升瓶の小部屋
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分岐に戻って来た、これで上層部が終わって中層部の侵入口まで戻る
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コンクリート土嚢まで戻って来た
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見覚えのある所に戻って来ると、ちょっと安心する
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帰りは脳内マップがあるので、サクサク進む
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ほぼ、垂直のハシゴ、堕ちたらシャレにならん
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木材の落ちるフロア
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ループ状の通路
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最初の階段
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細い通路を抜ければ
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侵入口に無事帰還、でも、下層の方が広かったりして(当然山は下の方が広い)

次回、中層から下層へ(行けるかな~)

おまけ
今日の探索の一部を紹介
観音崎ー二子山砲台ー披露山高角砲台ー小坪海面砲台と、山登りばっかりだった
観音崎に置いて、未発見の明治砲台の一部と思われる砲室を発見した、その内記事にする。
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八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その2

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ヤカンの部屋の前の開口部
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角にある目印になる様な物は覚えておく
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曲がり角にある、上に向けて掘った跡
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先は崩落している様に見えたが
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水槽がある
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しかも特大、5mぐらいある
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へりに落書きが!
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内側から見ると「昭和二十(年)八月」と書いてある、リアルな月日だ・・・
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生息室と思われる、広い空間
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この階にはなぜか木片が多い
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四角い通路を抜けると
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丸い通路出現、木片だらけ
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天井の隙間、いま崩れないでくれ!
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みょうにキレイな床面
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広い曲がり角
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広めの枝道
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この通路は口の字のループしていた
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先の方に明かりが見える
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脇の小部屋には一升瓶の破片がある、結構あちこちに散らばっている
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道が二股になっている
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足元にはコンクリート片が、扉があった跡だろう
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左の通路は土砂流入
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右は銃眼だった
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別の通路を行くと、狙撃口がある
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ここは銃座が無く、立ち撃ち用だ(あるいは観測用)
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港が見える、雨は小振りになった様だ
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横にも穴が見える
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何となく外から行ってみる、しかしすぐに後悔した、濡れた斜面は滅茶苦茶滑るが、もう戻れない
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何とか到着、死ぬかと思った
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銃眼から潜り込み、先を見ると何故ハシゴ?
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結構しっかりしているので、先人の遺産だろう
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なんか編んであるひもが落ちている
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石作りの銃座
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行き止まりなので、反対側に行く
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右の通路は崩落している
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角を曲がると、この壕唯一の全面コンクリート壁の銃眼
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銃眼から外を見ると、また雨がひどくなって来たようだ
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右上に人工的な穴がある
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振り返ると奥に何か白い影が
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生息室の奥にコンクリートの塊が積み上がっている
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ワラ袋の跡がくっきりと残る
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手前を左に曲がると、丸太が2本
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分かれ道を右に(まっすぐ)行く
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埋没の通路が一つ
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壁には鉄板がくっ付いている
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その次の通路は開口部だった
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四角い小型水槽
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入ると危険
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分岐に戻って左に行く

今回ここまで、予告動画

八丈島 神止山連隊司令部(作戦時)その1

神止山連隊司令部は今の所、この島最大の物件である、山頂から入壕し中腹まで壕内を上下動しながら続いている
自分の感覚で行けば、ここは司令部ではない可能性が強い、作戦室などの広い空間がほぼ無く、各種銃眼、狙撃口が10ヶ所はある(崩落部を含めるともっとある)、水槽は各所に有るがカマド等の設備が無い(八丈島では烹炊の煙を上げる事も山中では厳禁となっていた、鉄壁山司令部も壕内に烹炊所がある)、そしてとどめに、壕内より向かいの山に壕口多数発見、この山頂はゆるい円を描く様になっていて、向い合わせに2つの要塞を築いたものと思われる。

ここを訪れるには、それなりのスキルと装備を必要とする、一番必要なのはくじけない心と体力だろう(マジ)
先駆者となった友人東雲みょん氏(←クリック氏の記事)さえ、それなりの鍛えたスキルを要しているが、地下迷宮を逆行するよりジャングルを踏破する方を選ぶぐらいの内部の複雑さに加え、また登るとゆう精神的苦痛なのだ。
物見遊山でチャレンジすると、マジで死ぬ、(事実、資料を求め立ち寄った歴史民族資料館で、壕内で転落死事故が過去にあったと聞いた)。

ここに今回持ち込んだ装備の一部を紹介する
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着替えとサイドポケットは必要(予備バッテリー大量)
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食料は火が無くても食える物(体力を相当使う為補給必須)
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水さえあれば寒い山中で、あつあつご飯(水は壕内に滴っている所あり)が食べられる
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懐中電灯(この他にポケットサイズ2本、ヘッドタイプ1個)、降下用ロープ(白は戻る時に見つけやすい)、非常用ナイフ(飛行機に乗れる程度の物)
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今回スコップの出番無し、重いだけだった、この他に軍手や帽子などの保護具、しっかり踏ん張れる靴、汚れを前提とした服や雑納(破れ難い物)があると良い。
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スキル的にはこの程度でいいだろう、後は根性で補えばいい

この島の戦跡位置は基本自力探索だが、自分の蔵書の中に「八丈島の戦史・山田平右ェ門」なる本が有り、そこに島内の駐屯軍配備概況図なる物が有りそれを現代地図に照らし合わせて、探索となった。
しかし、壕内図は鉄壁山しか無く、神止山に関しては位置情報のみの記載であった。
それでは、行こうか!地下迷宮へ!
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県道から外れ、山に向う、これを左に
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尋常でない上り坂を上がる
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これが登山道入り口
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これも尋常でない階段を数百段登る
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曲がり角の突端に円形の窪みがある
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尾根近くに登った所にある支壕が見えて来た
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入ってがっかり、向こうが見える
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それでもしっかり水桶は完備している
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ほぼ、真四角な形で1m四方
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立派な生息室も完備
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そして、その奥には銃眼があった!(重機関銃設置用台座付き)
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垂土港の方向を向いていたが、届く訳も無く、登って来る敵兵の掃射用だろう、九二式重機関銃と思われるが、この機銃は日本軍にしては珍しく、99式小銃の弾を共有使用出来るとゆう利点を持っていた。
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振り返ると通路は若干狭くなっているのが判る
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もとの通路に戻り、右側に小部屋がある
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壁に有る棚の掘り込み
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これは入り口から見えた灯り
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銃眼が崩れて、修正しようとした様にも見える、上の部分が落ちている
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底土港が見えるが、外は雨で視界が悪い
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横の倉庫(弾薬庫)
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硬い岩を掘り出そうとして、諦めた跡
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同一の形の棚が角面に掘ってある、最深部なので外に出る
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苦労して本壕の入り口を発見(この時点では当然本物か不明)
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突入成功!(奇しくも東雲みょん氏と同じ所から入った)
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下まで、文字通り滑り落ちて行く
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前を見て出口?まさかの単純壕?こんな苦労して?
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良かった、横に道がある
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人一人の幅の通路が曲がりくねりながら続く、これは坑道陣地の作り方だ、外したか?
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不安と期待を綯い交ぜにして、脳内でマッピングして行く
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とにかく侵入口の付近を丹念に回る
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小部屋の位置も記憶する
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通路のイメージも記憶した、これを最初にやらないと、最悪出口が判らなくなる
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さぁ、元の位置からスタートだ、本壕だとの確信も持った
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下の出口、あるいは帰りはここからと思ったが、前はジャングル、上は絶壁でアウト
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感に従い、右の方向から探索する、入山方向に進めばすぐに突き当たると思ったのだ
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いきなり階段かい、甘かった・・・
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曲がった所にある小部屋状の突き当たり、右は無い
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左側は先の見えない通路が続く
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登って来た階段
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なぜか、近代のヤカンの転がる部屋
今回ここまで

八丈島 底土(垂土)回天格納壕 二号壕

今日、流刑の島から帰って来た。
以前より、父島がらみの伊豆諸島を多少は調べていた(流す程度)のだが、ある日友人の東雲みょん氏から
「いま、八丈島です」と簡潔なメールが届いた。
ある本を見て、居ても立っても居られませんでしたとの事だった。
関連記事は「廃墟を旅する」を見て欲しいが、激しく今後の自分の記事とダブルだろう。
2月に行くつもりでいたが、たまたま大雪の日に当たり、渡航機関がマヒしてしまった。
やむなく3月に一人で行って来た、東雲みょん氏のバックアップが無ければ、成立しなかっただろう今回の強行ツアー
彼に感謝しつつ、紹介して行く。
毎度御馴染み、見てる人にはどうでもいい部分から始める
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早朝、羽田に向う
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第二ターミナルビル
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駐車場に車を止めて、ターミナルに移動
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八丈島行きに空席がある!八丈島行き決定!
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早速搭乗手続きをする
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以外に自分は飛行機に乗ることが無い、自力で乗るのは初めてだ
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あっとゆうまに空に舞い上がる、富士山も見える
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久里浜の火力発電所も眼下に見える
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船が小さい
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伊豆諸島のいずれかの島
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八丈島が見えて来た
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飛行機が堕ちて行く・・・
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なんと、現地は雨!結局初日は雨の中探索になってしまった。
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早速レンタカーを借りて底土に向う、本来は垂土なのだが隣の同名の漁港と間違えないように底土にしている
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ようこそ八丈島と書いてある
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雪が降らなきゃ、これで来ていた
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さぁ、本題のくれ土橋にやって来た、ここに回天壕がある
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有名どころだけあって、すぐに見つかる、「回天」特別攻撃隊「第二回天隊」基地二号壕
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雨が降っているので、さっさと入る
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この壕は一度埋めた物を、金属ドロの為に掘り出した経緯がある
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横抗は埋没したまま
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この壕内で回天を爆破処理し、埋没処分したのだが、金属欲しさに掘り返されてしまった
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土質が非常に悪く、触るとすぐに崩れてくる
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壕の奥の方にそれはある
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左右の壁に突き刺さった、爆破された回天の金属片
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結構大きな破片だった
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大小数箇所に刺さっている
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壕最深部、掘りかけなのか?
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小さな物は天井にもある
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最深部より壕口を降る返る、40mほどか?
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この破片を見に、この島の学生が社会科見学に来るそうだ
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今は変わってしまったが、ここから出撃する予定だった
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対岸の回天壕
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対岸に錆びた案内板がある
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案内文
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幸いにもこの島からの回天の出撃は無かった
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この山の窪んだ辺りに斜めに一号壕があったと思われるが発掘は行われていない、もしかしたら爆破処分された回天がまだ残っているかも知れない、求むチャレンジャー!
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今は平和な船着場である、右側の1m程の岩の裂け目が発進口となる

ちなみに爆破処分と言っても、二号壕が原型を留めている事から(もちろん発掘はしているが、天井が落ちていない事)魚雷の爆薬は排除して、操舵、推進機関を破壊、使用不可能として武装解除としたのだろう。
元は九三式三型魚雷なので、当たり所が良ければ一撃で駆逐艦を真っ二つに出来る破壊力がある(回天は九三式三型魚雷の倍の炸薬量)、本当に正規の状態で爆破(しかも4基)したら、山ごと消えるだろう。
しかし、気になるのは二号壕の奥の方5分の2位の所にしか爆破跡が無い、行けば判るがこんな触れば壁がボロボロ崩れる様な軟な壕内で本当に4基も爆破したのだろうか?

まめ知識
一般に「天を回らし戦局を逆転させる」という意味で「回天」と命名したと言われるが、「回天」という名称は特攻部長大森仙太郎少将が幕末期の軍艦「回天丸」から取って命名した。
開発に携わった黒木博司中尉は「天を回らし戦局を逆転させる」という意味で「回天」という言葉を使っていた、これが後世に映画などで一般的に定説となって広がってしまった。

回天における、公式(日米両国による照らし合わせ)戦果は僅かである。
判明している戦果は給油艦ミシシネワ、護衛駆逐艦アンダーヒル、歩兵揚陸艇LCI-600撃沈3、大破1、小破4。
これはあくまで確認が出来た物だけで、確認不能、民間輸送船などは含まれて居ない、米軍による被害隠蔽と噂される物もかなりあるが、真実は闇の中・・・

回天実配備基地は、洞輪沢の並び灯台のある石積ケ鼻の蔭の小さな入り江にも石積基地があり、こちらも爆破埋没している、見ても多分判別出来まいとの事で今回行ってない。(とゆうか、時間が無かった)

埼玉県平和資料館(埼玉ピースミュージアム)

陸軍第一航空軍司令部壕に行ったついでに、埼玉県平和資料館に寄って来た。
埼玉県東松山市の物見山公園内にある埼玉県立の資料館である、司令部壕とは結構近い

1993年8月1日開館、主に第二次世界大戦を中心とした埼玉県内の昭和の戦争資料展示を行っている。
埼玉県民に戦争の悲惨さ及び平和の尊さを伝えることにより、県民の平和に対する意識の高揚を図り、もって平和な社会の発展に寄与することを目的とする。
2013年のリニューアル以来「埼玉ピースミュージアム」を謳っているようだ。
当記事は2012年のリニューアル前の物である、現在とは食い違う物もあるだろう。
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現地案内図
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駐車場から遊歩道をひたすら登る(1600到着、閉館30分前)
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資料館入り口、ここで靴を脱いで上がる(うそ)
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屋内展示物の複製学校校舎
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暗い中コンデジ撮影なので、ブレはかんべん
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常時上映中の校舎内
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ここの一番の売りは、この防空壕模型だろう
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中の入るとセンサーが感知、アトラクションが始まる
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サイレンや振動が響き、空襲の再現が行われる
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コンクリートの防火水槽
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民家、複製
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ちゃぶ台
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発掘された小銃
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米軍のマークⅡ(パイナップル)、M26(レモン)、ジャングルクリップと呼ばれる安全装置を追加したM61に進化、現在はM67(アップル)が主流の破片手榴弾
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日本軍の軍靴とテッパチ
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穴だらけの水筒
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時限信管(レプリカ)
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焼夷弾の部品
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焼夷弾の一部と防空頭巾
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M50 4ポンド焼夷弾
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エイキュウ防空用カバー
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左は消火弾、消化液の入ったガラス球
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焼夷弾本体(分裂前)
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この中に4ポンド(約 1.8 kg)のテルミット・マグネシウム弾、外形は六角柱の物が110発を束ねてある
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大日本帝国陸軍の連隊区の一つ、埼玉県全域の徴兵・召集等兵事事務を取り扱った。
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風船爆弾
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風船爆弾図
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和紙とこんにゃく製
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バラストと心臓部
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説明 (登戸研究所でも研究されている)
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展望フロアに行ってみる
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特に何もなし
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戻って来た
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松根油(しょうこんゆ)
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松根油はそのままでは航空燃料としては使えない、更なる揮発油への精製が必要だが、空襲で殆んど進まず500キロリットルの完成を見たのみである。
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その他展示物
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今は無料になったらしい

中島飛行機地下軍需工場(吉見百穴)のそばの穴

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吉見百穴の見学を終え、帰途につく際に数m離れた山に壕口を発見した
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吉見百穴から近い所にあるので関連のある壕かも知れない、内部は碁盤目の巨大空間になっていた
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しかし、何だこれは?
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謎の構造物、プロパンボンベでも置けそうな感じ
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蛇口と大きな桶と小さな桶が隣り合わせにある
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壁の隙間から隣のブロックに行く
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裏側にも同様の桶がある
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壁際には小さな水槽が・・・
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とどめに富士山とくれば、共同浴場でしょうこれは!
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ボイラー?と大量のストーブ
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謎構造物が多い壕だ
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右は棚っぽい
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となりの壕口、フェンスで封鎖されている
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枝坑は少し狭くなる
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ここら辺までは、戦後利用のものだろう
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若干埋まっているようだ
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突如、床に異変が!
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かなり深そうな貯水槽になっている
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「柵の向こう側」まこちゃん様から拝借した画像(2枚)水が引けるとこんなになっているらしい
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他にもコンクリート製の物もある様だ、自分が見たのは素掘りの方だろう
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碁盤目の地下壕なので、入って来た壕口前を通過する
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奥に行くと崩落箇所も出てくる
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この辺は石灰質なのか、壕壁が白い
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その中の鉄分が変色し、錆を出している
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壕の深部は閉塞しているせいか、湿気が溜まっている
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一本が100m弱で閉塞している壕を横抗で繋いである
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最深部はこの様に掘削中ではなく、貫通せずに面取りをしてある
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壕床に一部コンクリートが打ってある所がある
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天井から、電線が垂れ下がっている
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床面のコンクリート引き、質は良くない
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壁に残る釘、カンテラでも下げていたのか
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メイン坑道は崩落は少ない
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別の突き当たり部分、こちらは掘削途中のようだ
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天井に碍子を付ける枕木が憑いている
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床はそれなりに整備され、壁面にも窪みがある
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この辺には、うっすらと排水溝の跡が見える
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急に壁面が赤みを帯びる
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ここがメイン工場区と思われる
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コンクリートが袋ごと固まったもの
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変わった人工的な床の盛土
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天井に異変が起きる
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格子状の掘り込みが現れる、工場ライン用の天井クレーンのレールが有ったと思われる
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かなりしっかり掘ってある
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部分的には横須賀の夏島でも見れるが、これだけしっかりした物はあまりない
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かなり良い設備で稼動しようとしていたのだろう
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この努力も、終戦で報われず
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その方が良かったのだろうか?
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この土盛りは、崩落ではなくズリのようだ
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壁面の支保工の四角い穴
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この跡はここにしか付いていなかった
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クレーン最終地点
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奇妙な跡の付いている台座
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別の意味で危険な位置まで達した様なので、撤収する

画像拝借した元サイト「柵の向こう側」様記事

中島飛行機地下軍需工場(吉見百穴)

太平洋戦争中、この岩山の地下に軍需工場を建設するため、その出入口として岩山の最下部に大きなトンネル(直径3メートルほど)が3本掘られた。
この際、元から存在していた横穴が数個崩されて消滅しているらしい。
これらの軍用トンネルの内壁は、ほぼ素掘りのままとなっていて、夏期は涼風が吹き出すことがある。
軍用トンネルの奥は危険防止の為、途中から見学コースは鉄柵でふさがれている。
中島飛行機(現・富士重工)の地下工場として、昭和20年初頭から8月にかけて掘られた地下壕で、アメリカ軍の爆撃機からの攻撃を避けるために中島飛行機は大宮工場エンジン製造部門の施設を吉見町の地下壕へ移すことになった。
本格的な生産活動が始まる前に終戦を迎えたので、実際にエンジンが製造された期間は短かった。
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埼玉県比企郡吉見町にある国指定史跡の吉見百穴(よしみひゃくあな)
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どっちかってゆうと、墓穴で有名
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入場料を払う
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一歩入ると穴だらけ
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概要
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案内図
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早速進入する
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一応の説明板
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壕内は電気が憑いていて明るい
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各々撮影に入るが観光客が中々途切れない
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入り口撮るだけで、数分待ち
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そこら中に完璧な防護柵が貼られている
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中を覗くと、赤い通路が続いている
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壕内はズリも整理され、味気ないほどにキレイだ
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手持ち開放なので、多少ぶれる
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壕床のさざ波
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この壕の特徴でもある
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左を見ると、もう見学コースの出口が見えている
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電気碍子を憑けていた板が壁に残っている
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先に続く通路は塞がれて行けない
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出口へ向う通路は奇妙な窪みだらけだ
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この辺のくぼみは地下軍需工場としては、良くある機械を据える窪みだ
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変なのはこれ
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同様の物がいくつかある
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奥行きのある、工作機械をいくつか並べていたのだろうか?
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通路の反対側には普通のくぼみだけが並ぶ
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あるいは、破壊された墳墓がこうゆう形状だったのだろうか?
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コロボックルに聞いてみたい
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ここだけにある、敷居はなんだろう?
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さて、これ以上見る所も無いので、出る事にする
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出口説明板
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出口全景
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墳墓は表層部だけで、深いものは無いようだ
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これ全部、機銃陣地にしたらすごそうだ
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出土品陳列コーナーの裏に怪しげな所が!
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しかし、しっかり閉鎖されていた
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キノコ栽培用のボイラーか?
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しかし良くも掘ったものだ
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いくつかは実際に入れるものもある
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お墓なので、あまり入る気がしない
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現世と死後の世界
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吉見百穴を後にする
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帰りがけ、奇妙なものを見かけた
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フェンスの中にはブランコなどの遊具と
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封鎖された壕口があった
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しかも様子が変だ
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バルコニー?
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なんだこれは!
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壁一面に掘削されたそれは、「岩窟ホテル」といって、醸造用の冷蔵庫として作られたが挫折したそうだ、しかしたった一人で21年間かけてノミで掘った努力は大したものだ、写真に写っている酒屋がその末裔であるそうで、一般公開していた時代もあったそうだ。
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入ってみたいが丸見え状態なので、後ろ足を引きずる思い出退散する



つづく

大谷石採掘場跡(中島飛行機地下軍需工場)冬季再訪おまけと山本園大谷グランドセンター

今回の探索区域を纏めると、①の部分になる、②の部分の左側は前回紹介したこの部分である、反対側から今回はアプローチしてみたが、雪が邪魔で、長靴すら持たない今回は塞がった壕口を2つほど確認して断念した。
③に関しても現状侵攻不能と判断された、おまけとして③の様子と時間が余ったので寄って見た山本園大谷グランドセンター再訪を記事にする。
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軍需工場の古地図
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夏に来た時のこの部分、ここが③の端っこになる
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まずはアプローチに入る
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ドーム状になっていた天井が、崩れまくっている様にも見える
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ちょっとなんかスゴイ所を歩いている気がして来た
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流石にこれ以上は止めておく、雪で足元が全く判らなく、踏み外す危険が出てきた
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ルートを変える
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何とか登れなくも無い様だ
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やっと現地到着
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早速進入する
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奥に通路があるのだが・・・
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様子が変だ
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なんと、こっちは現在も採掘中でした!
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しかたがないので、撤収する
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その分、時間が余ってしまった(天狗の投石の下で一服)
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あれに決定!(前回の記事
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冬なお、鬱蒼と繁る緑(茶色?)
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半年振りに訪れる山本園大谷グランドセンターの廃墟
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ここにもツララが下がっていた
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さぁ、行こう
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たった半年で落書きが激増していた
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変わらないフロント、訪れる客は廃墟マニアだけ
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緑が無くなり見やすくなった本館
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展望食堂は、相変わらずの残留物だ
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62年12月31日までのディナー券、ここの末期である
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今回は63年2月までは営業していた事が確認出来た
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にぎやかな頃のちょうちんの残骸
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窓に残る当時の文字
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大谷石のカマド
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多分冷蔵庫?
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抜け落ちた天井からは冬の弱い光が差し込む
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厨房にも残留物は多い、テーブルナンバーが物悲しく当時を語る
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棚に一つ残る調味料瓶
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たった15Aしかないブレイカー
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本館に移動する
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食堂を振り返る
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内部に入る
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この建物には外部からしか見つからない、隠し部屋が存在する
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室内に突き出している大谷石から下がるツララ
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それを撮影するメンバー
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その頭上には何故かそこにある今にも落ちそうなバケツ、もちろん二人には黙っておく、何かを期待しつつ
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二階へ登る階段がある
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しかし、外の非常階段を使う
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この、ちょっとだけ朽ち果てた、今にも踏み抜きそうな感じが良い
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明日は持つか判らない
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二階宴会場を外から望む
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屋上には夏でもあった水が溜まっている
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ここで新発見、なんと屋上に渡り廊下があるではないか!
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その先には塞がれた壕口がある、黒いパイプが伸びているので、明らかに何かある
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しかし、この高さから落ちる訳にも行かないので断念!
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二階に下りる
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ルーフファンがゆっくり風で回っている
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なべ用テーブル
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二階調理場
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割れた統制食器
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家にある旧軍時代の統制食器に良く似ている
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トイレ前の水道から、ツララが下がっている
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トイレの床は、全面凍りついて危険な状態に
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三角個室も同様
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二階のメイン通路
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ここにもツララ、どんだけ寒いんだ栃木は!
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渡り廊下を渡って、風呂場に行く
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ホールの真ん中に朽ちた椅子が置いてある
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ロッカーの上にはLPレコードが、どんな曲が聞こえるのだろう(タイトルsantiger)
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風呂場
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大谷石の壁を基調にしている
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浴槽は小さ目
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女湯は更に狭い
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女湯の窓外も凍り付いていた、風呂も覗いたので帰るとする
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淋しそうに残る山本園の看板
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車に戻ると、ヌコがごろごろしていた
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鉄板の上に移動して、またごろごろしていた