八丈島2 若林、坂上隊陣地壕 その4

前回の銃眼を後にする

入って来た、部屋入り口

また、屈みながら戻る

掘り出せなかった大石

これも周りを掘った跡がある

閉塞通路

水が流れた跡か、床の砂がえぐれている

通路形状が歪だし、岐路も多い

こうゆう登り勾配の上には

やっぱり銃座!、銃架の変わりにトロ箱が据えられている

石を混ぜて、コンクリートを節約している苦労が見て取れる

銃眼の形状はいいが、ほぼ埋没

例のペイントが残っている

この部屋の入り口、結構キワドイ開口部で、ちょっと下がると落ちてしまう

通路に戻る

しばらく通路が突起だらけになる

石の含有率が高く、彫り切らなかったのだろう

床ですらこの状態だ

ここまでトロ箱を持って来るのも大変だったろう

不意に現れる下に向う穴、なんでこうゆうの作るかな?入れなければ諦めも憑くのに、ぴったり人一人サイズ

こんな所にもトロ箱はある

正直記憶が1ヶ月前であいまいだが、元通路に出て戻って来たはずだ(8の字のまんなか通路)

狭かったのは入り口だけで、通路は普通だった

穴から這い出て、トロ箱通路に戻って来た

また、通路がしっかりした陣地掘りに戻って来た

なんだこの横壁の空洞は、相当奥まであるが人には無理だ、自然窟だろう

しばらく整然とした通路がつづく

不意に大きな部屋に出る

ふと見ると、壁に奇妙な物が

何なんだろう、この穴は

殺気の穴よりもより深くつづいている、思えば夏島地下壕にもこんなのがあった、直径30cmで隣の壕に接続してた

壁に有る、蝋燭の跡

おそらくここは、近年まで居住者が居たのだろう、以外と壕口から近い位置にある

部屋の通路側にある、2つの窪み、棚にしては浅すぎる

壕口が近いせいか、通路が広い

奥の方からは、信じられない

右側の1mほどのくぼみ

突如、コンクリート構造物が現れる

製作途中の当て板がしっかり残っている

またもや、総コンクリート製の砲室だ

ペイントもばっちり、とゆうかこれは外から紹介した銃眼だ

木材の垂れ下がり具合が一緒だろう

更に進むと

また、コンクリートの砲室が

と思ったら、最初に戻って来たようだ

このすばらしい砲室を最後に、八丈島の戦跡探索記を取りあえずの終わりとする

帰りの空港への道すがら

側溝の蓋がキャタピラで出来ている所があった

ふと敷地を見遣ると、ガケに壕口が開いている

おそらく、敷地を広げる為にガケを削って、壕口が後退し、高い位置になってしまったのだろう
千葉の127号線で有名なピラム壕と同じ理由だろうと推測する。

この跡山の裏側に回ったりしたが、時間切れでキャタピラを見ながら撤退する

空港で、レンタカーを乗り捨てる

空港の一番有名な建築物

ちょうど飛行機が落ちて来たところだ

自分が着いた時は、3回ぐらいバウンドして着陸していた、東雲みょん氏の時は3回着陸為直したとか・・・

今回は目的の大部分をクリア出来たが、まだまだ遺構は沢山あるだろう

しかし、独力では限界に近い

時間と資金があれば、また来たいと思うが、観光シーズンで当分は無理だろう

2回に渡る八丈島探索だったが沢山の遺構を堪能できた、探索者としての一つの勲章とも言える島だった

持てる情報(写真)はかなり載せたつもりだ、今後のチャレンジャーの参考になればと思うが、反面、直射砲台で陸軍の皿を持ち去った人が居る事を考えると、ピンポイントでの位置情報は明かせなかった事が残念だ

GPSの座標などで特定出来る所も在るのだが、ブログ上では公表しない、ある意味探索の醍醐味でもあるし

さぁ、本土の戦跡が待っている、長かった八丈島編如何だったでしょうか?
くどいようですが、八丈島の戦跡は手付かずの状態に近く、大変危険な所が沢山あります、自分自身が無理だと思う所には入ったりしない様にして下さい。
実際に転落死の事故が起こっている事を念頭に、自分の様に「安全第一、無理はしない!」を心がけて下さい。
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