前日の夜に、ラインで富津にこんな遺構らしき物が有るから、ちょっと探して来いと指令が来た
どこぞのブログに山の中でこんなの見つけたって画像があって、根拠はそれだけだった
指令内容、磯根崎ループ橋からの東京湾観音に至る林道で、旧軍遺構を探せ!
後に追加指令がてんこ盛りに追加され、そこそこの探索になった

横浜は小雨が降っていたが、アナリストは雨天決行が常である(今回独りだけど)

世間で言う3連休の最後にしては、ガラガラのアクアラインだった

磯根崎ループ橋、雨上がりの濡れた激藪に即座に退散

東京湾観音表参道到着

まずは有名なこの物件

ふむ、全く何も感じない

とっとと離脱する、蚊が寄って来てたまらん

一応反対側も見ていく

こっちは覗く隙間さえない

何か浮かび上がって見える、これが噂の正体か?

観音トンネル昭和33年12月竣工

東京湾観音に着いたら、なんと塗装工事中

水難海難の観音だと思っていたが、なぜかシベリア抑留の碑が

林道の反対側からリトライする

すると何キロも歩かない内に、あっさり林道沿いに発見

鉄の扉が付いていたようだ

ちょっと何の遺構か判らないが、とりあえず確認した。

付近に巨大なタンクが文字通り転がっていた

付近を探索すると、1m程度の塹壕が縦横に走っている

かなり広範囲に広がっていた

真新しいオフロードのタイヤ痕、こんな所を走る兵がいるようだ

磯根崎に降りて来た

かなり柔らかい土質で、そこら中で崩落している

気になったのはこれ、考え方は二つあり、ただの係船用の柱、多々良浜にある様な船舶砲撃用の潮位計測用の物

かなり太い鉄筋が入っている

しかしここはかなりの遠浅で、ボート程度しか係船できない

あれが目的の場所になる、まずは手前の絶壁

この部分にある棚を目指す

なんと、先人のロープが!

しかしハズレだった

次は当初の目標を目指す

ここにも先人のロープがあった

おかげで楽に登る事が出来た

釣り人か何かが使っていた様だ、天井部は風化して無くなっているが、奥の壁面に人為的な堀込みが見られる
大型の砲は無理でも、山砲程度なら持ち上げられそうだ、分解出来るし

右側にロープがある、ハングアップで厳しいがよじ登る

引っ込んでいるので攻撃しやすく守りやすい場所だ

山頂部はこの時期、藪が酷くて移動は困難を極めた

諦めて降りる事にする

帰りがけに気になる部分があった

下の部分、周りと見比べても自然には見えない

上の部分、これは裂け目と見たとして、横のロープが非常に気になる

ショットシェルご落ちていた、あそこから銃撃したのか?

見てくるの忘れた

次の指令、その付近の特殊地下壕3ヶ所を特定せよ!

一つ目は民間防空壕だった

短い物で、U字形に2つの壕口が繋がっているポピュラーなもの
2つ目は完全に民家と畑に囲まれた三角地帯なので無理だった

3つ目は交通量のある道に面していて、住宅も在り取り付く位置も判らず敗退

新たなる指令、地下工場の可能性がある地区2ヶ所を探せ!

一ヶ所目、これはカンが当たり、すぐに見つかった

完全水没

イノシシの嫌な痕も!

同じ様な高さに並んだ壕口

こっちは土塁で隠した交通壕まである

すぐ近くにも開いている

次は完全に埋まっている


結局壕口は数あれど、一つも入れなかった

密集した竹林を歩き周るのは、それなりに大変でこの先は諦めた

最後のポイントに向かう、ここも竹が濃くて大変だ

コンクリートの水桶がある

見難いが塹壕がずっと続いている

円形のくぼみもある

しかし、壕口は見つからず、石切の様な場所があっただけだった

アタックポイントが悪かったのか、もはや進めない

そして、とどめはこれ!尻尾巻いて逃げ出した。

夕方から横浜で用事があるので、今日はとっとと帰る。