千葉 成東速射砲陣地 東金田間複合陣地

現地付近に車を停めると、いきなり素手でデカい蛇を捕まえるガチなねこさん

では、山を登ろう

既にねこさんが発見済みな陣地なので、あっさり到着

一見普通の埋まりかけた壕口なのだが

ここが砲室だったりする

砲室の横壁には、物入が掘られている

砲室から中に入ると

左手に砲側弾薬庫がある

T字路にぶつかる

天井に釘が刺さっている

左側は爆風除けだが、位置的に違和感を感じたが

本来の壕口はこっち側なのでやはり爆風除けだ

残念ながら、完全に埋まっている

振り返ると、通路の形の変わり目が面白い

灯り置きの上側に、煤の汚れが残る

では、脱出しよう


東金の田間複合陣地に移動してきた

山をかき分け、壕口に到着

木の又から入壕する

入り口は狭く、下っている

土砂の流入か、壕の高さは１ｍちょっとしかない

丸みを帯びた分岐路

右はかなり下っている

とりあえず真っすぐ行くが、水没だ

右側に小部屋

左側に単独通路に見えるが、深くて確認出来なかった

奥へ進む

キツイ登り勾配を上がって行くと

壕口だ

上が崩れてしまったようだが、壕口にしては広すぎる、砲室の様に思える

壕内に戻る

人がいると壕内の狭さが解りやすい

下って行こう

下まで降りると、左に分岐がある

しかし、深く水没し切っている

分岐を振り返る

右にカーブする

カーブ明けに空間がある

砲側庫だろうか

その先に明かりが見える

半分埋もれているが開口部だ

後ろはやけに広い、砲室だろうか

外は一面の竹やぶだ

足の下を覗いてみると、５ｍぐらいの高さにいるようだ

外から見た砲室の砲眼

砲室内部、機銃では無いサイズだ

あまり外側に出てると、滑り落ちそうなので中に入る

一旦外に出て、先の砲室の位置関係を見に行く

やはりこれも砲室だろう

砲室から穴に戻る

再び水没区へ

水没区がすっかり気に入った二人

さて脱出する

これにて探索を終了する




夜の高速ってなんか好きだ

行った事の無いお城が見える




何となくとのさんの気持ちもわかるかな？

東金 八角湖付近の機銃陣地

アナリストメンバーと八角湖で待ち合わせ前に、観測所を見て来ようと思った

この記事は夏の初めに行った物だ

観測所までは軽いハイキングのはずだった

手前の防空壕群は、いつもと変わらずだが

なんじゃこりゃ？道が無い！

なんやかんやとかって知ったる場所って事で、分岐迄やって来たが

めっちゃ霧に覆われた

しかもこの辺は更にヒドイ

境界柱があるから間違いは無いはずだが、さっぱりわからん？

完全に迷子になったが、待ち合わせの時間なので、山を直線的に突っ切って下山した。

八角湖で二人と合流し、機関銃陣地へと向かう

本日二回目の山登りスタート

中腹の壕口に到着

埋もれているが、綺麗に作られた入り口だ

若干水が溜まっているが、大したことは無い

基本的にはすれ違い所の窪みではあるが、有事には手榴弾除け、火炎放射除け等の機能もある部分
業界では広い意味で、爆風除けで統一されている。

右に曲がると、また分岐がある

左は下っているので、とりあえずまっすぐ行く

ちょっと水没した通路を歩いて行くと、右に曲がって銃室がある

綺麗な半円形に掘ってあるが、銃眼が小さい。足元は水没していて近寄れない

分岐に戻って下って行く


左に部屋が見える

ベンチ付き生息室だ

うねった通路を先に進む

Y字路だ、灯り置きがある

右に行く

すぐに直角に左に折れる

酷い事になっているズブズブと埋まる泥

先に銃眼が見える、何とか行きたい

限界、銃室は完全に泥と水に埋まっている。欠陥地下壕だ！

分岐迄引き返す

分岐を反対側に向かうと、右に分岐があり

灯りが見える

三つ目の銃眼だ

半分埋まっているが、形の良い銃眼だ

その先は右にカーブして

左右に小さな部屋を有する開口部に出る




ベンチ迄戻って来た

パパさんがやって来た

あ～疲れたとか言いながら

躊躇なく座る人、さすがガチな人だ、マネできん！

さて、脱出しよう

道なき道を下山する
　

ついでに八角湖の単独狙撃陣地を見て行く

何故か階段を走って登って行く、ガチな二人

塹壕の奥に隠れた壕口

うわっ、やっぱり水没だ！諦めよう

表から銃眼だけ見て行こうと思ったら、中から灯りが！

パパさんが水没を物ともせず入って来た、さすがガチや！

なんとそのまま銃眼から出て来た！

ガチの人のやる事は違う

銃眼からの眺め

北海道 札幌市内の遺構

三日目の朝も観光から始まる、苫小牧からの移動途中、支笏湖に寄った

この鉄橋が見てみたかった

特に戦跡では無いが、ガーダー橋や鉄橋は好きである

のどかにちょっと散歩した

山越えをして札幌に向かう

札幌はまず、西岡公園にやって来た

ここに来た目的はアレ

大日本帝国陸軍第7師団歩兵第25連隊の軍用水道（月寒水道）の取水塔

当時の階段だったのだろう

毎時としては、モダンな建物だったろう

昔は橋があったらしいが、今は渡れない

登録有形文化財の割には、他に説明板も何もない

月島西二条７丁目の平和公園にやって来た

北部軍司令部正門門柱がある

脇に付いてる塀も当時の物だろう

裏門にも古そうな物があるが不明


忠魂納骨塔

軍馬忠魂碑もある

月寒公園にやって来た

グランドの周りの歩道を歩くと

射撃場跡のプレートがある

あの奥の小山が射だだと思われる

月寒（つきさっぷ）郷土資料館にやって来た

一見古く無さそうに見えるが

旧北部軍司令官官邸である

陸軍省用地の標石

敷地境界


いろんな所から移設して来た碑

庭には入れるが開いていない

郷土資料館がこんな開館日が少ないなんて？

大砲の車輪か？なんて想像してしまう

増改築の跡が見られる

美香保公園にやって来た

ここには美香保高射砲台の高射砲の跡が残っている

これが埋められた高射砲台座のある小山だ、サイズからして１２．７ｃｍ連装砲か？

グランド脇にあるコンクリート

単装の高射砲台だ

近くにあるこの遺構は、弾薬庫か何かだろうか？

単装砲はもう一つある

砲座の手前の溝は電路である

やはりそばにはこの遺構がある

赤レンガで検索した旧北海道庁に来た

またもや入れない

駐車場の関係で、裏側からの入場になったようだ

アメリカ形式の六角塔等にある星は、陸軍かと思っていたら、開拓使のシンボルだそうだ

横から

正面から。札幌には赤レンガ倉庫の類は無い様だ

これから先は観光になるので飛ばしてOK！


北海道大学で、明治建築物などを見学しまくる

この時代の建築物には開拓使のマークが用いられる

各所から移築され、村のようになっている

ビルの谷間に埋もれるアレに向かう

札幌時計台

外壁の色は、時代に合わせてかなり変化している

二階のホール

オリジナルの時計板

一階はパネル展示

時計台のカラーバリエーション

標柱なんかに誰も見向きもしない

カラーマンホール

札幌大通公園に来た

この公園は本来道路である、明治時代に南北を分ける火防線として造られた延焼防止策なのだ。

もちろんテレビ塔に行く

テレビ塔は上の展望フロアに行くのに、階段コースとエレベーターがある。
ちなみに値段は同じだが、エレベーターは激混みである。迷わず階段を上る。

９おｍ地点の展望台に到着するも、天気はいまいちだ。
さっきこの通りの一番先の札幌資料館まで行って来たのだが、点の様にしか見えない

反対側も似たようなものだが、札幌って都会だな？平地なせいか横浜よりビルが多い気がする

札幌から帯広空港に戻る、札幌ドームデケー！

日暮れ時に帯広空港到着、予定通り１８時に空港でレンタカーを返却

２０時過ぎの発なのに、レンタカー屋が１８時までなんてシステム、何とかならんか？二時間もったいない

羽田に帰って来た、今度はいつ行けるやら？

北海道 苫小牧 緑ヶ丘公園トーチカ 元町トーチカ 共和トーチカ（失敗）

苫小牧市緑ヶ丘公園に向かう、緑ヶ丘公園トーチカと言われる物がある

公園内には車で入って行ける

展望台は状況的にパス


忠魂碑

馬橇神

犬魂碑等が公園に集められている

この公園内にトーチカがあるらしいが見つからない

公園施設の前に、怪しい所を見つけた

もはやこの茂みに突入するしかない

らしきモノを発見！

確かに古いコンクリートだ

銃眼らしきもの（出入口の可能性も）がある、トーチカで間違いないだろうが、どうしょうも無い


元町トーチカに到着、目印はこの電波塔


前面部は壊そうとした跡か、丸く削れている

目の前はすぐ砂浜だ

海側は壁だけだ、この元町トーチカは下の1/3は埋まっている

裏側の出入口は、鉄板で塞がれている

反対側の辛うじて見える銃眼

天井には通気口は無いようだ


共和トーチカにリトライに来た、この間に柏原トーチカで玉砕している

どんどん歩いて行く

ひたすら原野の様な所を歩いて行く、目標は遥か向こうの丘
目標地点に到着したが、全く見つからずに２時間を浪費した
実は最近のグーグルマップには、先駆者がトーチカの場所をプロットしてくれている場所がある
苫小牧はほとんどそれのおかげで回ってこれたのだが、やはり誤りもある
後に調べたら、共和トーチカはポイントより地図上左に５０～１００ｍずれていたようだ
グーグルマップで検索欄にトーチカと入れれば、ピンポイントでかなり判るので参考に！

北海道 苫小牧 ホワイトファームトーチカ 静川綱木トーチカ 植苗トーチカ

日本ホワイトファームの駐車場にも９４式山砲用のトーチカがある

おそらくこれが、ホワイトファームトーチカの入り口

おそらくと言うのは、山砲の砲眼が見当たらないからだ

露出している面には何もない

怪しげなのは、この面なんだが判らない

上部のこの部分は観測窓なのだろう、一見銃眼だが段々が無い

隙間なくみっちり埋められているので、どうしょうも無い

通気口２本、これは元々は埋めてあったって事だろう。

ホワイトファームトーチカは一応敷地内なので、ことわった方がいいだろう
自分は駐車場にいる人に一言ことわっている。


苫小牧石油備蓄基地にやって来た、近くに共和トーチカもあるが、突入口に車が停まっているので断念

静川綱木トーチカは冬になれば道路から丸見えになるのでは？ってぐらいに近い

静川綱木トーチカの銃眼は道路と平行に近く、海側を向いている

上部には２本の通気口が立っている

静川綱木トーチカの横側は内部砲側庫の出っ張りがある

全体的に土塁に囲まれている

斜面に近い入り口は、半ば埋もれている

周囲には一部で戦車壕？塹壕？とも言われる溝があるが、道路工事の残土の可能性もある

入り口に入る

何とも広い、状態のいい砲室だ

左手を見ると分厚いコンクリート内壁で仕切られた砲側弾薬庫がある

外から見たでっぱりの部分であるが、かなり広い

一応鉄筋が入っているってか

ワイヤーロープ？

砲側弾薬庫の隣に細い入り口がある

上部が抜けている、通気口なのか？

１ｍ四方ほどの小さい部屋

砲座を見ると、４１式山砲と違って丸い砲床が無い

駐鋤溝(ちゅうじょこう)も桝形で、傾斜が無い

砲眼部もすごく大きい

段は一段

振り返り

土砂の流入止めだろうか、土嚢が積んである

山側に登ってみる

何故か欠けている部分がある、一度破壊を試みたのだろうか？

静川綱木トーチカから道路に停めた車が見えている

シカがこっちを見ていた




勇払川を越える

某施設の看板から入り、植苗トーチカを目指す

車道はあるが、トーチカ迄の間に停めたり転回出来る場所は無い

１ｋｍも歩かず車道際に見える、経験者なら見逃す事は無いだろう

植苗トーチカ到着、かき分けながら少し登る

砲眼、段々は無い

上に登ると穴があるので注意

回り込むと、木の枝に上着が掛けてある

リュックもある、同業者が植苗トーチカを探索中か？

覗き込むと誰もいない、考えてみれば今は９月だ、上着はいらん

右側の小部屋

左側にも一部屋

少し小さめの砲側弾薬庫だ

砲室、今までとちょっと違う

砲室の角から

上に上がれる穴がある事

砲室前面に通気口が並んでいる事

１５ｃｍ角ぐらいのベンチレーター

砲眼部に段々が無い事

砲床部に駐鋤溝(ちゅうじょこう)が見当たらない事、砲眼右側の謎のスリット

出入口がほぼ中央にある事などだ

外には植苗トーチカ入り口に向かって、塹壕がある

この地区には、野生のシカが多い様だ

監視されている様な気もしてくる

北海道 苫小牧 二宮トーチカ 鹿沼トーチカ

勇払郡むかわ町にある、とある民家の敷地内に大型のトーチカ、二宮トーチカがある
理解のある方なので、必ず理を入れてから見学して下さい！

一見判り難いが、中央右寄りに大型のトーチカがある

大砲用のトーチカなので、入り口は大きい

覗いただけで、かなり大きい事が判る

庇にはフックがある簡易な扉でも下げていたのだろうか？

左右の壁には閂の穴が並んでいる

右側の部屋

奥行き１．２ｍほど、幅６０ｃｍ程度の狭い部屋、計算室か通信室みたいなものか？

左側の部屋

こちらは三畳ほど有りそうだが、古い農具が置いてある

砲室は広いが、ソリ等の農具が残念

扇形の土の部分は駐鋤溝(ちゅうじょこう)といい、４１式山砲の砲架が向きを変えられる様になっている

円形の砲座、４１式山砲は車輪式なので、円内で回るようにしていたのだろう

日露戦争から終戦に至るまでの長い間、連隊砲、歩兵砲と改造を受けながら主力として使用された
口径だけなら７５ｍｍとＭ４シャーマンと同等だが、貫通力は雲泥の差

砲眼はさすがに大きい

段々もしっかりある

多少の鉄筋が見えている、おかげで原型を保っている

通気孔

入り口方向

外側から砲口部に回る

海岸の機銃トーチカと違って、砲眼はデカいが、段々が一段しかない

一応鉄筋が入っている

学校教育や、自衛隊もしばしば訪れるそうだ、ちゃんと言えば見せて貰えるので、必ずことわろう！




勇払郡厚真町にある鹿沼トーチカに向かう、多分あの辺のはずだが、地上からは見えない

農道に沿って歩いて行く、この辺はいいのだが、途中が軽トラで無ければ通れない部分がある

１ｋｍほど歩くと、チラッと見えて来た

路肩傾斜もかなりあり、無理をしなくて良かった

鹿沼トーチカに到着した

９月の緑に埋もれたトーチカの砲口部

内部を覗くが誰もいない

裏側の入り口に回り込む

入り口はやはり広い、火砲用トーチカだ

基本形状は先ほどの二宮トーチカと同じようだ、同じ４１式山砲だろう

右手の部屋

二宮トーチカと違ってやや広いし、鍵型に曲がっていない

左側の部屋

今度は左側の方が狭そうだ

砲室全景、ごみも無く良い状態だろう

若干埋まっている駐鋤溝(ちゅうじょこう)

こちらは斜めに傾斜が付いている

砲眼部

あそこまでまた、歩いて戻らなければならない

二度と来ないだろうなこの鹿沼トーチカ




以前紹介した大樹⑬トーチカだが、宙に浮かぶトーチカだとか言われていたが
２０２０．１０．６現在、このトーチカが落ちているのが発見された
知り合いの知り合い経由でもたらされた情報だが、ネット上には何処にも載っていない
近年多くのトーチカが落下しているらしい、見ておいて良かった。



情報ありがとうございました！

北海道 苫小牧 汐見海岸トーチカ 鵡川河口トーチカ チンタ浜踏切トーチカ

翌日の朝は雨天の観光から始まる。帯広と言えば幸福駅

ピンクの張り紙は、売店で売っている絵馬の様な切符である

特に鉄っちゃんでは無い

次に向かったのは愛国駅

幸福駅とセットのようだから、一応寄ってみた

鉄っちゃんでは無い、鋼っちゃんだ！

帯広市畜産総合指導センターにグーグルに釣られてやって来た

煉瓦倉庫で検索したら出たのだが
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普通に煉瓦造り書庫のようだ、全く事前調査が出来ていない。

真鍋庭園にも寄ってみる


「なつぞら」のロケセットなんぞを見学

北海道の交差点表示はほとんど街中はこんな感じだった、これで分かるヤマトンチューはいない
信号は積雪用に縦がデフォルトでカバー無し

前が見えんような豪雨の中、苫小牧に移動する

苫小牧に着く頃には雨が止んでいた

日高本線汐見駅に到着

２０１５年１月の高波の影響で、いまだに復旧していない路線部分

むかわ町汐見の汐見海岸トーチカに到着

一応民地なので、一声かけて見学しよう

銃眼はやはり海側を向いていない

海側は窓一つ無い、艦砲射撃等の防御重視

砂が流れ落ちて、トーチカは傾いている

背面（陸側）の出入口

漁港らしく、トラ箱でいっぱいだ

入れないのではっきりしないが、機銃台座があるようだ

漁港を出て鵡川河口へ向かう

未舗装の道はあるのだが、これが曲者でへばり付く粘土質な土で、乾燥していない限り車はドロドロ、靴やズボンもひどい事になる、歩くなら草地の方がよっぽどいい。

鵡川河口トーチカに着いた、一見完璧な大型トーチカだが

海側に傾いてる・・・

壁面のコンクリートが薄く、天井を支えられなかったようだ

いつ、完全に潰れてもおかしくない状態だ

もはや銃眼が何処だとか、判る状態では無い

天井に登ってみる

今までに無い設備だ、観測所を兼ねているのだろうか？

二人ぐらいなら立てそうだ

造り自体は面取りがしてあって丁寧なのだが

鉄筋も何も入ってないコンクリートトーチカで、この薄い壁は何を考えていたのだろう？１２．７ｍｍでも貫通しそうだ。

河口の海岸は浸食が激しく、波打ち際にはトーチカは設置出来なかったのだろう。

チンタ浜踏切にやって来た

チンタ浜踏切の由来を誰か教えて下さい、地名でもない様だし気になる。

踏切から既に見えている、チンタ浜踏切トーチカ

しかし、ネットがあって近寄れない

実はこれは動物除けのネットなので、人間はこの扉をキチンと閉めれば入っていいのだ
千葉の山でも山間部の畑等で、このシステムは行われている。
しかし入る入らないは自己責任となる。

背後の入り口から進入する

なんと、コンクリートの機銃台座があるこの地区のトーチカは、台座付きが多いのだろうか？
しかもこのトーチカは、海側を向いている。

天井の通気口

もちろん街道防衛の意味もあるのだろうが

この銃眼の向いた先にある

さっきの鵡川河口トーチカと相互支援の位置関係にあるのだ

北海道 広尾航空機不時着場 エツキサイ①④トーチカ、紋別②③⑤⑥トーチカ、小紋別⑦トーチカ、野塚④トーチカ

牧場の脇の道を走っていると

ふと、気になる建物があった

グーグルマップにも載っている「広尾航空機不時着場」の遺構のようだ

一見コンクリートブロックに見えたのだが、違うようだ

中に入れば、現代との造りの違いは一目瞭然だ

床の台座は、発電機などでも置いていたのだろうか？

元々、不時着場なので、これ以外の遺構は無いようだ

この後のトーチカについてだが、正式名称としては特に無く、困った状態になっている。
ピンポイントで分かっているので、グーグルマップでの地名を頭に付け、野塚、エツキサイ、紋別と、南から並んでいる順に北に向かって番号を付ける。
グーグルマップもエツキサイと紋別がメチャクチャに振られているので、グーグルマップの通りに入れる。
紹介順は行った順なので、番号的には合っていない。


エツキサイ➃トーチカ（上記の建物の前の道を海岸に向かった先にある）

何ともすごい状態で残っている

入り口、とても入れる状態では無い

海岸に出て右手（南方向）に、トーチカが２つ並んでいる

残念な事に、二つとも埋没している

紋別③トーチカ（グーグルマップでは何故か地名が紋別になっている）

銃眼方向

入り口方向、とても入れない

紋別②

もはやどっちを向いているのかすら判らない

どんだけこの海岸は、地形変化したのだろうか？

紋別③方向に引き返す

車を走らせ、突っ込める所まで突っ込んだ。（文字通り突っ込んだ図）

紋別⑤トーチカ。一見普通に見えるのだが、消波ブロックを見て欲しい

実は斜面にキワドイ状態でずり落ちている

紋別⑥トーチカ埋まっているし、波のせいか天蓋もエグレテいる

側面から見ると、良くわかる

海岸のカーブ辺りに小さく見える小紋別⑦トーチカ

さすがにあそこ迄行く訳には行かなかった、存在を確認だけした。


野塚とエツキサイの境目となる海岸に来た

川を隔てて野塚側のトーチカ

エツキサイ側のトーチカ

このエツキサイ①トーチカだが

ほんの数年前までは、崖の上にあった。（画像は「たんけんの記録＠探索の痕跡」しげ様よりお借りした）

落ちる瞬間を、見てみたかった

最初はこれが入り口だと思っていたが・・・・

なんと、物凄い長さの銃眼だった

見事にポッキリ折れている、こんなに長い銃眼口は見た事が無い！

形からして、上下が完全に逆転している様だ

後ろから見ると、入り口の高さが逆なので分かりやすい

転落の衝撃で、天井（床面）が抜け落ちている

通風孔と銃眼、銃眼は思ったより小さい

銃眼の位置は、かなり高い所にあるようだ（上下逆になっているが）

通風孔からの眺め

銃眼からの眺め

野塚④トーチカ、川を挟んで地名が変わる

銃眼だが、段々が見当たらない

ちなみにこのトーチカも出入口を見ると、上下が逆のようだ

入り口から見たトーチカ内部、左は通気口で銃眼は土の下で見えない

見事にキュービックなトーチカだった

予定ではこれでこの浜のトーチカは終わりだったのだが、遠くにコンクリートっぽいものが見える

調査もれかと近寄って行ったら、消波ブロックだった、紛らわしい！

あの岬の方から歩いて来た努力が無駄になった！
日没もあるが、ツアーのホテルの縛りで帯広まで戻らなければならない、ここで十勝方面の探索を終了する。
まだ野塚、広尾町まで行きたかったのだが、北海道は広すぎた。


北海道行ったらラーメンやろ？と言われたので、とりあえずラーメンを食っておく

なんで家系？とか突っ込まないように！