山口県 蓋井島（ふたおいじま） その5

砲台への登り口の道路に戻ると、少し先にドコモの基地局がある

その上に何かコンクリートが見える

当時から水源の少ないこの島には、雨水を溜める集水桝があちこちに造られたそうだ

元来た山道を、ひたすら海に戻る

西係船所の桟橋に戻る

さっきまで居たのがあの山の頂

エミュー牧場への道を登る


山の神の森１の山から４の山まである

標識も何もない分岐、ここで道を間違えて右に行ってしまった

ここら辺から下り始めておかしいと思った


ダチョウみたいな鳥がいた

更に下って行くと

海に出た、下った分はまた戻らなければならない

戻る時、エミユーが増えていた

正規ルートを登って行く

このヘアピンカーブから入山する

道なんて無い斜面を横へへつって行く

先人のロープ！この下か？

と、思ったら釣り人のトンでもコースだった、３０ｍは下ってしまった

ロープから３０ｍほど進むと

見付けた、洞窟砲台だ

幅７ｍ程の大きな洞窟

土台だけはコンクリート

３０ｃｍぐらいの厚みがある

深部には、人が入れる程度の穴がある

入り口方向

奥には謎の溝がある

突起物的に刺さっている石、次回に上部にコンクリートを流し込む時の骨になるのだろう

鉄筋が入っていない、苦肉の策のようだ

山を降りて、蓋井八幡宮に行ってみた

とてつもない階段が待っていた

周辺に地下壕を期待したが、何も無かった

港に戻ったが、中途半端に時間が余った、洞窟砲台をもう一つ探すのを忘れてしまったからだ。

ナンバーが無いのが当たり前の島の車

人口８６人３３世帯、小学校があるだけでもすごい

小学校の少し上にもエミュー牧場がある

エミューより、にゃんこが見たくて港に戻る






たっぷりにゃんこ達と遊んだ

船の出る時間だ

港で釣られたカレイ

帰りの乗客は自分と釣り人二人のみ、赤字だろうな

山口県 蓋井島（ふたおいじま） その4

山を適当に登ると、いきなり砲座に出た

砲座への入り口部分のコンクリート

背面はコンクリートではなく、土塁になっている

１５cmカノン砲座の入り口部分

外縁部分は、さっぱり分からん状態だ

辛うじてコンクリートが見える

上に何か見える

観測所だ、さっきのとは形が違う

覗き込むと、素敵な風景が見える

上に登ると、四角い穴がある

入り口があり、元は部屋だった事が判るが、上半分が破壊されている？未完成？

うかつに降りると、非常に危険そうだ

大きく二つの穴がある

観測所直上の大穴

こっちはちょっと近寄りがたい

手すりを付けていた跡か？

出口へ向かう

振り返る、石垣にはコンクリートが使われている

外側を回り込むと

観測所の入り口

扉は当然無い

上階を破壊した時の破片で、床が埋め尽くされている、天井の形状が面白い

測袁基台が削られている、削ったが金属は使っていなかったので盗めなかったのか

観測窓は半分埋まっている

うっすら迷彩が残る

振り返る、右の黒い部分は迷彩になっているのだろう、梯子でもあったのか？

天井の大穴

横に下への出入口がある、要するに三階建てだ

手すりの跡がある階段

降りると左右に別れる

左に向かう

一瞬、え？ガケ？って思ったが

一応平気だった

軍道はあるようだが、とりあえず戻る

右手前が観測所から降りて来た階段

弾薬庫その１

ゲジはおらず、デカいクモが居た

入り口方向

通路に戻る

弾薬庫その２

上の木材はなんだろう？

外に向かう

石垣が組まれているようだ

上に登って見降ろしてみる、円形の砲座のはずだ

出て来た砲座の入り口

木の根の下に、コンクリートが

沿って探してみると、確かに砲座の円形コンクリートだ

砲座の状態は、ほとんど分からない

窪地に何かある

危ない、水の溜まった井戸がある、落ちたら上がれないだろう


周辺には石垣や、掘削地がある

通路に戻らず周りを回る

円形の窪地

肉眼じゃないと判らないだろうな

こちらも大きな掘削地

別角度から、円形なのが見て取れる

何処迄が砲台なのか、良く分からないが、石垣が続く

三角点か？

射界？財界？

石垣？土留め？

遠くに入り口が見えて来た、砲座周りは複雑な陣地になっている

道は荒れているが、リボンテープがあるので、何となくわかる

小規模な掘削地

四角い掘削地

確かに痕跡はあるが、原型すら判らないのが殆どだ

登り口の火薬庫まで降りて来た

現道復帰

山口県 蓋井島（ふたおいじま） その３

砲座に辿り着いた

かなり特異な形が見て取れる

砲座全周には迷彩塗装が施されている

弾薬庫に向かう通路

砲座も全周コンクリートなのだが、良く見えない

砲座の形は、扇形をしているようだ

砲座構造物に、同じ高さで木片が打ち込まれている


棚か何かがあったのだろうか

背面全景

色濃く残るシュールな迷彩

コンクリートと石垣の狭間に排水溝の様な隙間がある

外側から隣の砲座に回り込んだ、普通の人はやらないだろうな？

こちらの砲座は状態がいい

冬場な事もあり、ほぼ完全に見渡せる

砲座に降りる僅か２段の狭い階段

側面の傾斜が珍しい

砲座上部には、大量にフックが付いている。偽装網を取り付ける為とも聞いた

内側に残るこの木材は何だろう？

地下通路に戻る

入って来た入り口通路の手前に

何故か片方の砲座に寄って、弾薬庫が2つある

扉自体は無いが、周りの金属枠は残っている、壊そうと努力した跡はあるが

リベットが萌える

2つ目

扉はこっちの方がしっかりしている

各弾薬庫は、排水溝が切られている

なぜか転がる耐火煉瓦

出口方向

扉のヒンジ

もう一度砲座に戻る

埋没ケーブル？

コンクリートと石垣の境目に

排水溝がある

残り2つの砲座を探しに、更に山に登る

山口県 蓋井島（ふたおいじま） その２

早速、砲台の地下通路に侵入する

左右に排水溝が切られている、侵入者対策か、通路は弧を描く

入り口の扉は金属部分が盗られている

漆喰の塗られた地下通路

観測所への階段

通路の中央部に仕切りの扉が付いていたようだ

反対側から入り口方向

この先は砲座になるので、とりあえず後回し

結構急な階段だ

壁に金属製の手すりを取り付けるための木材が埋め込まれている

階段の途中の踊り場、右に部屋がある

観測所内部

足元にコンクリートの踏み台でもあったのだろうか、一部分残っている

振り返った入り口、扉はヒンジごと無くなっている

右側には、機械でも取り付けてあった様な形跡がある

右側の観測窓

左側の観測窓、角の柱が失われている。木材にレールの溝が掘られているので、横開きの窓が付いていたのだろう

更に上に急な階段を登る

本当に急な階段で、上から見ても殆ど段が見えない

出入口の左下に降りて行く

コンクリート構造物が見える

先ほどの観測室の外観。やたらにカッコいい


迷彩も日が当たらない部分は残っている

離島の砲台って感じが良く出ている

下を覗くと砲座が見える、背面の土留めを兼ねた防壁が独特だ

第一砲台には１５ｃｍカノン砲が4門供えられていた

観測所の脇から、無理やり降りて行く

かなり粗い石垣がある

所々に土留めの石積みもある

一切のコンクリートを使っていない

割と下の方にも石垣はある

砲座にたどり着いた

山口県 蓋井島（ふたおいじま） その１

吉見漁港に到着した

漁港には先着順で停められる有料駐車場がある

中央にある赤いポストに封筒があり、それにナンバーを明記し左下の料金箱に投函する。
領収書が付いているので、その半券を車のダッシュボードに置いておく。

船の待合所、トイレはこの裏側にある公園のトイレを使用。

待合所の中身、たいがいは車の中で待つのだろう、誰もいない

時刻表、行くのは９：００のワンチャンスのみ。当日飛行機で山口宇部空港に来ても間に合わない時間だ
料金は船の前で支払う事になる。帰りも一便しか無いので必ずチェックする。

外がいいと思ったので後部デッキに座っていた（前方には行けない）

３０分ほどで寒くて下に降りて来た、これは後部キャビン

前方にもメインキャビンがある、船酔いする人は船の中央寄りに座った方がいい、結構揺れる

港に到着する

天気が回復して来たようだ

この島唯一の買い物の出来る店、食堂では無いがカップ麺にお湯を入れてくれるぐらいは可能
アイスやパンも売っているので活用しよう、後は自販機すら歩いた範囲では見かけなかった

にゃんこが寄って来た

しばし遊ぶ

もっと遊ぶ、貴重な探索時間だが、悔いはない！

後ろ髪を引かれながらリスタートする、さらば錆猫

この島のマンホールもふくだった

目指すはあの山のてっぺんにある砲台、第一砲台だ

ひたすら歩くしか無いので、観光は後回し

神社も後回し

神社の前に古い桟橋がある

中ほどは浸食され、崩壊している

コンクリートのボラード、当時の荷揚げ桟橋だろう

護岸の石垣も当時からの物

山の神の森入り口、これは二の山（一の山から四の山まである）


登る場所はもっと奥だ

海岸沿いの道をひたすら歩くと、上り坂になって行く

平坦な上り坂なので苦も無く歩ける

道が三方に別れるが、左側に登る

これ以上進むと山から離れる地点で入山する

何となく広く平坦な道があるので当たりの様だ

あっさり平坦な歩きやすい道は消えたが、左側に人為的に掘られた５ｍ程の掘り込みがある

L字に曲がり、埋まってしまっている、この辺りに火薬庫があるという話だが、その一部か？
更に右側の平坦地に基礎がある、どうやら間違ってはいないようだ

一段上から見ると、四角い建物なのが判る

切り通しがあり、確実に軍道を掴んだようだ

一段上にも平坦地はあるが、基礎は無かった、下の基礎を真上から見ている

これから先の道は、荒れ放題であった

時折りリボンテープがあるので、安心出来るが、このコースには軍の境界石は一本も無い

軍道に石垣が現れ始め、砲台が近い事が伺える

しかし、１２月の末でこの荒れ方だ、真夏は道も見えないだろう

掘削地がある、もう間近だ

何かある

下にコンクリートの小部屋がある、即用弾薬置き場みたいな構造だ

キター！砲台到着

福岡県 手向山（たむけやま）砲台

夜明け前に関門トンネルを北九州市にひた走る

目的の山に到着する頃には夜が明けた

手向山公園に登る

駐車場、既にここは手向山砲台の砲座だったりする

これが即用弾薬置き場なのか、ベンチとして造られた物なのかは不明

公園整備の為、１ｍ以上地面が嵩上げされている

第五號弾薬庫

隙間から覗く

隣の砲座、痕跡も無い

珍しいピラミッド型の階段

ピラミッド階段のせいか、入り口が横にある

第四號弾薬庫






第三號弾薬庫

砲座を残す気は全くないらしい


第二號弾薬庫



第一號弾薬庫

上部の弾薬庫の通気口

何等かの基礎


関門海峡が見える

舟島（巌流島）とある


佐々木小次郎の碑



宮本武蔵の碑


灯台らしくない灯台

砲台を出て、帰りコースにこれはある

これも遺構の一つと言われるが、詳細不明

並んであるのがこの支柱

内部は詰まっていないようで、踏み抜かれている

柱も中空なのか、樹木が上部に突き抜けている

そこから下るとそれはある

普通、写真は探照灯のでは？

鍵型の探照灯台座

埋まってしまっている通路

可搬式探照灯との事で、ここに仮設置して固定はされていなかったようだ

砂利の目立つ、粗末なコンクリート


内側にある、目標物の文字を撮るのを忘れていた
　
通信、記録室とかか、用具庫？

煉瓦と石垣の複合

相当埋まってしまっている元の通路

本来の入り口から

砲台から探照灯への道

もう少し行くと、火力発電所に着く

この当時は火力でボイラーを炊くのが普通だった

内部図

中央の仕切りが無くなっているようだ

材料庫は無くなっている

石炭庫、雑具庫にはバラックが建っている

天窓

中に入りたいが、フェンスで塞がれている

にゃんこのお迎えだ


手向山公園を後にする

船の時間があるので、山口に取って返す

山口県 下関要塞 火の山砲台 その３

第四砲台は明治砲台を高射砲台として昭和期に再整備した

堡塁とは、砲台自体を防御する役割をしている、堡塁砲台と言われる小型の砲台陣地

砲座跡、おそらく１２ｃｍカノン砲座（１５ｃｍ臼砲の可能性あり）

何か見える

橋の棟梁みたいだが、なんだろう


高射砲砲座として、唯一判る物



第１１号弾薬庫

第１０号弾薬庫、高射砲台の下には２つの弾薬庫がある（堡塁時代の転用）

２８ｃｍ榴弾砲砲座を回る


堡塁の外壁


第９号弾薬庫、ここだけが中が見れる


１２～１４ｃｍ砲弾なので、あまり大きくない弾薬庫

公園なんだから、床面は片付けて欲しいな（このそばには子供用遊具がある）

砲座の位置部か？



明治時代に設置されていた大砲

一通り見たので駐車場に戻る

車道側から見る第三砲台の弾薬庫

かなり残念に思う


赤間神宮に寄ってみた



関門橋が見える

下関駅



下関と言えばふくだ

天井いっぱいのふく

マンホールも

山口県 下関要塞 火の山砲台 その2

裏側の入り口は５ヵ所なのだが、裏側には別に２ヶ所の細い入り口がある

裏側両サイドには、こんな細い通路がある

通路の先には階段が

結構急な角度で登る

地上に出ると、盛り上がった土塁が

何の台座だろう、西側砲座の位置なので戦後の物だろう


今いるのは左上の部分

ここの砲台図ではなく、一般的な砲台のイラスト

中央部、指令所に向かう

右は観測所への階段、まずは左の指令所へ

指令所と言っても、通路の一部を部屋にした様な構造だ

左側に物入

右側にも一つ、これだけの部屋

東側砲座に向かう通路

独特の形をしている石壁、上部は煉瓦になっている

東側砲座

手前にある東側の掩蔽部への下り階段

即用弾薬置き場、これだけしかないのは珍しい

砲床のコンクリートが何となく見える

指令室を通り、観測所に登る

脇の階段を登ると、コンクリートの観測所に出る

丸みを帯びた分厚いコンクリート、石壁の砲座より重厚なのは相手側からも見える設備なせいだろうか

測遠機台と物入が見える、鉄製の天蓋が付いていた柱の溝が外周にある

ターレットの溝




掩蔽部に戻る

弾薬庫2つと貫通兵員室が5本並ぶ

2本目の兵員室、内側3本は区画訳されずぶち抜きだ

1本目の入り口は井戸があったが、2本目の入り口は竈のある厨房となっている

右の竈

左の竈

これほど状態のいい竈は、見た事が無いかも

羽釜を乗せれば、すぐにでも使えそうだ

厨房の奥は何も無い

一旦外に出て隣へ

3本目の兵員室

何も無い

また外に出る

4本目の兵員室、何もない兵員室は、兵、下士官用なのだろう

また外を回る

5本目の兵員室、3つに区切られた、士官用、事務用の部屋だろう

天井にある電線の金具

出入口と同様の仕切り

屋内でも、窓は必要なのだろうか？

山口県 下関要塞 火の山砲台 その１

火の山公園展望台に到着した、辺りは既に真っ暗になっている

ここの砲台は良く整備され、案内看板も充実している

駐車所からの眺め

第二砲台唯一の遺構である、掩蔽部（第一砲台はロープウエイの駅になり、遺構は無い様だ）

壁の漆喰は殆ど剥がれ落ち、奥の壁には丸い穴が開けられている（遺跡に何てことするんだ）

穴から見る北九州市の夜景

状態としては悪くない

展望台に上る

関門橋を眺めるビュースポット

夜景だとこんな感じ

下関市、手持ち撮影の限界

掩蔽部を外側から見る、工事で完全に露出してしまっている

これはこれで、まあ珍しいものだ

この電波塔で、第二砲台の遺構は殆ど無くなっている


戦艦大和の砲弾（武蔵の立場は？）

背後に何やらコンクリートが

第三砲台の掩蔽部が、休憩所になっている

あまり砲台としての保存意識は無い様だ

案内看板だけはしっかりしている


さっぱり分からん？

階段らしき物だけはある




半地下式の砲側庫がいくつも並んでいる







石の壁は、どちらかと言えば珍しい方かも






土木遺産に認定されるのが遅すぎて、半分以上が公園化と共に消失した

ここから第四砲台になる

７本の地下通路化された掩蔽部、両サイドが弾薬庫になっている

石張りの半地下通路

最初の部屋

左側の弾薬庫、見た事もない独特さの壁面

煉瓦でもコンクリートでも無い造りは見慣れない

楊弾井の下の穴

上を見上げる、蓋をされているが、ここからクレーンで弾丸を揚げていた

楊弾井から見た入り口側

二つ目の部屋に向かう

石と煉瓦とコンクリートが綯い交ぜの部屋、奥行きもあり三つに区切られている

埋められた井戸

天井には滑車でも埋め込んでいたのだろう

後半は兵員室と図面に書いてある

奥の部屋、石の壁は何となく圧迫感がある

裏側の出入口

排水溝なのだろうか？

北方向を振り返る

表も裏も、同じような半地下通路で繋がっている