今堰（いまぜき）坑道陣地

とある公園の駐車場に車を停め、探索を開始する

最初の壕、本来は中世の墳墓なのだが、地下壕に改造してある

入った部分は完全に墳墓

枝で観にくいが、床面を下に掘り込んで入り口を掘ってある

墳墓の床から１ｍ程掘り下げた入り口

そのまま下って行くが、水位は上がって行く

右に曲がっている様な雰囲気があるが、とても入れない

墳墓の反対側の壁にも穴が在る

覗き込むと大きな空間がある

単純に隣の墳墓に繋がっているだけ

交通の便にワザと繋げたのだろうか

外に出て、背丈ほどの藪を掻き分けて行く

一本の交通壕に辿り着いた

意外に深い交通壕で、深い所で３ｍほどある

最深部は立派な切り通しになっていて、壕口が開いている

非常に綺麗な入り口の構造だ

まず左に枝道がある

陸軍って本当に人型に壕を掘るんだな

水没しながら行き止まる

引き返す

T字路迄戻った

右に曲がる

曲がるとすぐにちょっと広い空間がある

棲息部だろう

うねる細い通路を進むと

行き止まりで終了

元の通路に戻り、水没通路に行く


掘りかけなのか、これで終わっていた

壕から出ると、きへいさんが掘割りを掃除していた

付近を探してみるが

墳墓しか見つからなかった

大分日が傾いて来たので、本日終了となる

一宮 奥谷陣地

パパさん主導のもとに山に入る

また竹林かい！

さっそく突入するあきひさ氏

この隙間を躊躇なくすり抜けて行く

まあ狭いのは入り口だけなのだが

入れば普通に立って歩ける

入ってすぐに出口があって、出たらすぐ横に別の入り口があるへんてこな壕

ここに至る交通壕が掘られている

こちらの壕口も気になるが一旦戻る

正面が最初に入って来た壕口、左に行く

少し歪な馬蹄形の壕内

壁の灯り置き

左に枝道があり、またすぐ左に曲がる

曲がるとすぐに終わり

壁にアルファベットの様な物が？

主坑道に戻る

矢印に見えるものもある

変則の交差点を右に行く

ゆるくうねった通路

通路が水没した先に、外光が見える

ホッとする瞬間

排水溝は切られているが、壕口が土砂で塞がって、排水出来ない

水没が深くて出れないので、引き返す

左側が来た道、右側に進む

パパさんが壁に向かって独り言を言っているので、怖いから右に曲がる

まがっては見た物の

１０ｍ程で行き止まり

排水溝は綺麗に切られているし、床面も綺麗だ

パパさんのいた辺りを見ると


いろいろな文字が掘ってある

外に出てみた

目の前には深い交通壕がって、最初の所に出てしまった

振り返れば穴二つ

その後、周辺を探すも他には見当たらなかった

一宮一五糎榴弾砲陣地、河須ヶ谷貯蔵（病院？）系地下壕、奥谷陣地

道路に面したところに、ポッカリと開いた壕口

一五糎榴弾砲の砲室、支保工を建てた跡がある

大きな砲室だ、床面は若干埋まっていそうだ

奥には坑道が続く

徐々に狭くなって行くのは掘削途中のせいか？

地質は脆く、崩落も激しい

崩落を乗り越えて進む

いきなり終わった

鎹が腐食も少なく刺さっている

さて、戻ろう

入り口の砲室を優先させて、作ったのだろう

かなりがっちりとした支保工だったのだろう、溝が大きい


河須ヶ谷の竹林にシフトした

竹林をかき分け、山を越える

山の斜面に半分埋まった壕口がある

内部は普通に立って歩ける

と、言うよりもその完成度の高さに驚かされる

左の枝道に入ると部屋の様だ

床から壁まで非常に綺麗に掘削されている

振り返り、５ｍ程の部屋

通路に戻る

道が二手に分かれる

右手に進む、天井が低くなる

十字路に見えるが、左右に部屋がある

右の部屋の奥から

左の部屋の奥から

先に進むと、今度はT字路

左は行き止まり

右が来た方向、先は左に曲がっている

曲がったものの

明らかに掘削途中で終わっている

引き返す

最初の二股に戻って来た、行ってない右に進む

今度は四角い太い通路

左に分岐がある

部屋の部分は丸く綺麗に掘削されている

元に戻ると今度は右に

同じような部屋がある

突き当りは一段天井の下がった通路

右に進む

地質が変わり、陣地っぽくなった

半分埋まった開口部だ

出たらそこは崖になっていた

出るには出れるが、ここに至る外の軍道が崩れて無くなったようだ

引き返し、行かなかったT字の一方へ行く

と、言っても部屋が一つだけなんだが

曲がって５ｍ程の部屋、奥が１ｍほど掘ってあるが掘削途中ではないようだ

きへいさんの見立てでは、この壕は病院壕では無いかとの事だ、この広い通路は収容区になる。
掘削が綺麗で広く、陣地と違い直線が多く戦闘を考慮していず、部屋数も多い

また、この付近一帯に陣地が多く、この壕はほぼ中央に位置しているのも根拠だ

さて、脱出しよう

一宮町機銃陣地

山の斜面をよじ登るパパさん

半分埋まった銃眼を見る

そのまま尾根に上がり露店銃座を見る

きへいさんが銃座の使い方を説明する

生徒パパゲーノが真似をするが様にならない

正規の壕口に向かう

突入する

右手に部屋がある

細長く５ｍ程の部屋

外に出るとまた右側に分岐がある

自転車の慣れの果てか？

少し広がった通路の先に

立派な階段が有る

途中、左右に分岐するが

左側は観視窓兼狙撃口

今は鬱蒼と茂って何も見えない

下って分岐へ進む

もう少し階段を登ると

狙撃室がある

軽機の銃眼のようだが、外部から埋まっている

戻りしなに振り返る監視窓が綺麗だ

階段を降りて行く

少し広がった棲息部

通路に戻る

右手に部屋が

入り口は狭い

長いベンチがある

奥に階段が隠れている

薄い階段を登って行き、左に曲がると

重機関銃の台座が現れる

どっかの飲み屋のカウンターのようだ

ベンチに戻り、通路に出る

左に分岐がある

小さな部屋がある

妙に角まで四角い部屋

妙な穴が中途半端に開いている

埋め戻したような埋まり方

左に部屋がある

重機関銃の台座

隣の穴は、ここに貫通してしまっていたのだ

この台座は独立したテーブル状になっていて、変わった形をしている。

さて、脱出する

一宮第１４７師団４２６連隊本部壕 その2

連隊本部壕の左側に進む、と言っても通路しかないが階段に萌える

階段は途中でゆるい斜面に変わる

T字にぶつかる

左は最初に入った壕口と同じ方向の別の壕口

右手はすぐに左に折れる

また長い階段が伸びる

またT字にぶつかる

左手は同じ方向の開口部

右手は湾曲した通路が伸びる

コウモリを追い出しつつ進む

山の反対側の開口部、水没の先にねこさんがいた

外に出ると、どこここ？状態

ねこさんが小さな掩蔽部を見付けたという、良く見ると交通壕がある

埋もれた壕口、良く見つけたなこんなの

かなりしっかり造ってあって、期待させるが

ほんとにこれだけだった、思うに裏側から連隊司令部への衛所では？

この造りでは、関連遺構である事は間違いない

さらに捜索すると

立坑を発見！

しかもかすかに入り口が見える

なんとか立坑に降りてみる

なんと、入り口上部には、トタンを打ち付けてある

壕内に潜り込むと、ゴミだらけだった、どこかで見たような汚さだ

全員が埋まっていると思ったゴミの壕口だった、まさか立坑だったとは

登るのが嫌なので、壕内を戻ると

残留メンバーと合流、立坑の存在を伝える

立坑に案内するが、誰も降りようとしない

きへいさんが飛び降りた

無事が確認されるとパパさんも降りて来た、そして入壕

あきひさ氏もつづく

ねこさんまで降りて行ってポツンと一人残る

また降りるんかい・・・みんな変態や



二八糎榴弾砲のもう一つの砲側弾薬庫に行く

入り口にはコンクリート製集水桝がある

内部の造りはほぼ同じだ

通路は弾薬庫らしく四角い

突き当りは爆風除けもあり、浅い十字路風になっている

同じように山側に伸びる弾薬庫

やはり開口部から見えないように弾薬庫はずらしてある

こちらの壕は若干砂岩質なようだ

崩落で床面は見えないが、正規の弾薬庫と違い、臨時のここは、コンクリートは敷かれていないだろう

構造も本数ももう一つと同じなので、動画で省略する

一宮二八糎榴弾砲臨時砲台の遺構は見終わった

一宮第１４７師団４２６連隊本部壕 その１

前人未踏のジャングル？に挑むきへいさん

あきひさ氏が壕口に辿り着く

さっそく壕内に突入する

左手の階段は後から行く

爆風除けの手前を右に曲がる

馬蹄形の細い通路

徐々に階段で下って行く

下るといきなり行き止まり

に見えたが、右に曲がって壕は伸びている

四角っぽい細長の通路が

丸みを帯びて来る

大きく右に曲がる

まだまだ先が有りそうだ

右側に分岐が

曲がると部屋があり、木材が見える

部屋なのか掘削途中の坑道なのか、区別がつかない

当時のままの支保工が残っている

ズリを詰め込んであるようにも見える

先に進むと左に大きな分岐が

大規模に天井が崩落している

そこだけ越えれば何ともない

こんなに広い横坑を掘ったら崩れるのも当然か

右は行き止まりなので左に進む

右手に大きな部屋がある

部屋奥から通路側を撮る、中央下の黒いラインが通路の高さ、部屋がかなり大きい事が判る

部屋を出て通路を進む

右の狭い分岐に入る

左に直角に曲がっている

行き止まりだった

元の通路に戻り右に進む

最深部は壕口からゴミを投げ込まれ埋まっていた（この時は全員そう思った）

太い崩落横坑まで戻った、行かなかった右側も一応見る

低くなった天井を潜りながら進む

少し広くなったところで、開口部からのゴミと土砂で完全に埋まっている

崩落横坑に戻る

ねこさんも一息ついている、この壕は天井が低い所が多いのだ

横坑から左手に進むと分岐がある

左に進む

変形の馬蹄形

また左に分岐が

部屋の様だ

コウモリの飛び交う四角い部屋だった

部屋の前の道を進む

開口部があるが、左に進む

若干の水没


何故か土嚢の積まれた開口部

ここはぐるりとループになっている

さっきの開口部に戻って来た

開口部の手前に分岐がある

この壕唯一のハッキリわかる銃座

開口部から外に出てみる

外から銃眼を確認

一宮二八糎榴弾砲臨時砲台

二八糎榴弾砲臨時砲台の砲座、約２ｍの土塁に囲まれている

そうだと知らなければ、ただの窪地だろう

辛うじてターンテーブルのコンクリートが確認できる程度だ

メンバーみんなで清掃活動をする、今回はあきひさ氏も参加した

草を刈り、倒木を除去して行く。戦跡は汚さず壊さず気持ち良く回りたいものだ

ターンテーブルが見える様になって来た

更に見やすくする

生えてる木は仕方が無いが、見違えるように綺麗になった

綺麗にしろとは言わないが、最低限汚さないようにしたい、それが探索者の最低条件だろう

付近にある砲側弾薬庫に向かう

初見のあきひさ氏に先に入ってもらう

右端の壕口なので正面や右は窪んでいるだけ

これ以上拡張するつもりは無いようだ

左側に主坑道が伸び、写真右手に弾薬庫が並ぶ感じだ

２０ｍぐらいの弾薬庫が山側に伸びる、まだ粗削りな状態だ

入り口を振り返る、主坑道より天井を高くしているのが判る

２つ目の弾薬庫

天井の方の地層が脆いようだ

主坑道十字路部分、右の土砂がある方が弾薬庫

十字路右側は最初の入り口同様窪ませているだけ、この構造は手榴弾や火炎放射に有効

左手は壕口だ、壕口から直接見える部分は避け、弾薬庫は離れた見えない位置に造る
でないと小銃弾一発で弾薬に当たってすべてが終わる

土砂の溜まった弾薬庫

成型後のズリ出しが終わっていない状態で、工事の推移が判りやすい

最後の弾薬庫、端折っているが弾薬庫は４つある

後は床面の成型だけの状態だ

左端の部分、綺麗に成形され、こちら側から工事が始められ、右側に進められているのが判る

一番端の壕口は地表面と同じ高さに開口している

弾薬の運搬には水平が基準となるが、山のゆるい斜面にこの弾薬庫はある

最初に入った右側の壕口は１ｍほど高い位置に開口している、弾薬庫坑道を水平にするための差異だろう
砲に一番近いこちらが二八糎榴弾砲の弾を実質的に搬入出出来ない構造になっている
この壕の前の道を戦後に掘り下げて通りやすくしたのだろうか？

大網速射砲陣地inキャンプ

珍しく日のある内から設営する

あっという間に日没

とにかく火を起こす

メスティンで飯を炊く

スキレットで炒飯に

各々持ち込んだ飯を各自で食べて語り合う

おやじ共の朝は早い（暑くて寝てられない）

早速大網の速射砲陣地を訪れる

これは古道らしく、両脇が切り立っている

木の根に捕まり、古道に降りるねこさん

竹に捕まり、一気に滑り降りる気のパパさん

砲室の開口部に到着

砲室は三角形のイカヘッド型をしている

砲室奥の通路

砲室を振り返る、速射砲の足を広げる為に三角形なのが良くわかる

右にグッと曲がった通路

断面が四角に角ばった鎹が刺さっている

更に右に曲がる通路

正規の出入口が見える

半分埋まった開口部

７０余年の内に、杉の木が生えている

出入口の前は交通壕になっていて、人一人分の窪地になっている

パパさんが穴に帰って行く

入り口脇にある窪み

高月？

単純な構造だが、しっかりしている

ねこさんが砲室で何かを見付けた

壁面に二十年の文字が掘ってある、終戦の年だ



古道の脇に壕口があったはずなのに見当たらない

反対側にあった開口部を探しに行く

こっちはあった


掩蔽部の中は高さも無く閉塞

とっとと退散する

東金の某神社に移動した

裏山の切り通しを進む

ねこさんが殆ど埋没の壕口を発見

一人分入れるように拡張し、突入する

入っては見たが、すぐ終わっているように見える

匍匐の隙間が入れと言っている

先は埋没の様だが

少し広い空間に出た、もちろん匍匐のままだが

右側は先がある

これは恐らく獣穴だな、おかしいとは思ったのだが、案の定だった