海軍太東飛行場司令部壕(2022)

太東飛行場を造成する際、山を掘り出しトロッコで土を運び、二本のトンネルが残った
大きな坑道を掘る際は、まず上半分を掘る。次は下半分を縦に三分割し真ん中から切り開き、次いで両側を削る
それを繰り返して奥へ進んで行く二段掘り工法を用いる、その見本のような壕だ

実際これだけ大規模な掘りかけの状態は中々見れない

通常は上を削る前に中央を削る事はありえない、もはや土の掘り出しが不要になり倉庫として掘ったのだろうか

人物が入るとこの壕の大きさが解るだろう

よくも掘ったものだが、こちらは掘りかけの短い方だ

隣の壕に向かう

とっぷり日が暮れても探索を止めようとしないガチなとのさん達

手前にある隣の壕の裏口なのだが、戦後に堰を作って水を溜めている

倒木を乗り越え、壕口に到着

壕口付近はかなり崩れて危ない状態だ

奥行きはさっきの倍近い、幅も二割ほど広いだろう

この辺を見る分にはごく普通のトンネルに見えるのだが

壕の左右の中ほどの高さに二階とも言える地下壕が存在する

1段が50cm近い階段を登り、空母氏は左側へ

とのさんは右側へそれぞれ登って行く

とりあえず自分は短いのが判っている右側に登る

階段はかなり急こう配に造ってある

こちら側は基本的に1本抗で複数の部屋が設けられている

崩落も少なく、フラットな床面

右側の部屋、T字になっている

左側

右側には上に窪みが掘られている

右側には3か所の昇降階段が設けられているが

気を付けないと落っこちる

階段に立つと反対側の開口部が見えるが同じ高さだ、恐らく元々はこの高さが地表面で、土を安易に掘り出す為に下を掘り進んでしまったのだろう。

主坑道最深部は二段掘りが掘り下げられていない

元々の高さがギリギリ判る

右側最後の部分

左側坑道にスイッチする

左側の坑道は広い

分岐も多いが基本は升の目だ

右の分岐

右の方向、またT字の部屋だ

左側、ここの部屋は基本的にデカいT字ばかりだ

奥の方は微妙にずらしながら複雑になっている

一番奥の横の枝道、基本的には変形の長いヨの字だ

ほとんどは柱を巻く感じにループしていて、意味の無い通路だが、U型物置なのかも知れない

左側真ん中の主坑道、実に真っ直ぐで海軍らしい

三本目の主坑道に向かう

一番壕口に近い主坑道は少し短い

ちなみに写真は撮らなかったが、最奥部にここに繋がる通路がある

出口間近にまたT字の部屋がある

少し短いが同じような物なのでさっさと出る

一周したので撤収する

残照の残るうちに藪を抜けたい

職務質問された
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