陸軍遠江射場

ここは勘違いされやすいが、陸軍の射撃練習場ではなく、東京造兵廠などの各地の軍需工場で製造された各種の砲と砲弾の、性能を試験する事が目的で造られた施設だ。
現在の掛川市浜野にある遠州灘東岸砂丘地一帯、国道150号線の南側の大規模な区域を昭和13年から終戦まで数年間に渡り旧陸軍が接収して、大砲など砲弾の発射試験が行われた。
主な施設は区域西側の試射地点である浜野の南一帯に配置され、実弾製造等を主とした各種工場や事務所、宿舎、車庫、射撃施設、観測施設等があり模擬弾等の完成弾製造、砲の機能テストとして臼砲、高射砲、加農砲、野砲、榴弾砲等の大砲が試射地点から約10km先の御前崎市佐倉を目標に発射したとされている。
現存する遺構は、トンネル、観的所、砲座や木造の倉庫等や後に「駿遠線」となった軽便の軌道も敷設されたプラットホーム跡、現在繊維工場として使用している木造の砲敞も残っている。
DSC01022_R_20131204182002b67.jpg夕暮れ間じかに平成6年度整備の観光用駐車場・トイレ前に到着
DSC01024_R_20131204182712626.jpg駐車場前には形状の違う砲座が3つ並んでいる
DSC01023_R_20131204182004c0b.jpgこれが一番大きな砲座だ
DSC01029_R_20131204182007df4.jpg据付ボルトの跡だろか
DSC01030_R_20131204182009f18.jpg砲座の角はしっかり立っていて、70年以上前の物とは思えない
DSC01034_R_20131204183931227.jpg真ん中の砲座
DSC01035_R_201312041839348ef.jpgビニールハウスの燃料タンクが乗っている
DSC01032_R_20131204183930173.jpg左側の砲座、形状は同じ様だ
DSC01038_R_201312041842393cb.jpg藪の中にヌコがいた
DSC01039_R_20131204184241081.jpgこっちに来いと呼んでいる
DSC01041_R_20131204184243543.jpg藪の中の司令所に案内してくれた
DSC01043_R_20131204184244033.jpg懐かしい手動式消防ポンプ
DSC01044_R_20131204184246ff5.jpg反対側には、薪がいっぱい
DSC01047_R_20131204184808e3e.jpg幻想的な窓枠
DSC01048_R_201312041848103ad.jpg観測用のスリットと記録用の机だろうか
DSC01050_R_20131204184811cd6.jpgスリットを外側から見てみる
DSC01053_R_2013120418562195f.jpg同じブロックには、もう一つ同型の発射司令被害観測着弾観測所があるが入れない
DSC01090_R_20131204193610a28.jpgシャッターが閉まっている
DSC01091_R_20131204193611e36.jpg鎧戸も健在だ
DSC01054_R_20131204185623948.jpg朽ちかけた木造建築が残っている
DSC01055_R_20131204185624530.jpg場所と形状から馬小屋に見えるが、ただの倉庫かも知れない
DSC01057_R.jpg軽便のプラットホーム、右が木造倉庫
DSC01058_R_20131204185628cf2.jpg先端に立ち、タイタニックをやるとのさん
DSC01060_R_20131204190717ba0.jpg砲敞、現用中なので、遠景のみ
DSC01062_R_20131204190719a57.jpg土塁、近年急傾斜地工事で形状が変わったそうだ
DSC01089_R_20131204193402585.jpg登ってみた、海が見える
DSC01067_R_20131204191901697.jpg信管検査観的壕
DSC01073_R_20131204191907f95.jpg反対側(スリットから、よくトーチカと紹介されている)
DSC01068_R_2013120419190386c.jpgスリット内側(机付き)
DSC01069_R_201312041919047a4.jpg内部、物置と化している
DSC01072_R_20131204191905402.jpgスリットがかっこいい
DSC01078_R_20131204193256d72.jpg司令送信電源供給室
DSC01080_R_2013120419325708d.jpg南京錠で鍵が掛かっている
DSC01085_R_2013120419325947d.jpg隙間からカメラを突っ込んでみる
033_R.jpg古い漁具倉庫になっている
DSC01092_R_20131204194758070.jpgトンネル手前の司令所
DSC01094_R_20131204194759e8d.jpgもう、鍵が有っても開かない様な・・・
DSC01095_R_201312041952055dd.jpgトンネルは防空壕を兼ねていると言われている
DSC01096_R_201312041952068f7.jpg位置関係、奥が司令所
DSC01097_R_201312041952086ec.jpgトンネル内電気配線盤
DSC01099_R_2013120419521095c.jpgトンネルは一見キレイに見えるが
DSC01101_R_201312042000116b6.jpg老朽化で鉄骨が露出
DSC01105_R_2013120420001491f.jpg天井も・・・当局の調査を受けて、補修チェックがされている
DSC01102_R_201312042000126e7.jpg天井の電燈の跡
DSC01108_R_20131204200551655.jpg海側に出た
DSC01109_R.jpg取りあえず、登ってみる
DSC01110_R_20131204200554dcd.jpg海側を見るが、見えない
DSC01113_R_20131204200555d60.jpg反対側も防風林で判らん
DSC01114_R_201312042009252a1.jpg日も暮れたので、引き返す
DSC01115_R_20131204200926602.jpg状況終了、1717撤収!

後日、 -廃虚日常記録帳-の空母欲奈さまのブログを見て、見落としが幾つかある事が判った
再調査が必要な様だ、近い内に再訪したい。

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コメント

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No title

昨日仕事先の佐倉で陸軍の杭を見つけました。
”約10km先の御前崎市佐倉” の痕跡ですかね! 探せば少しぐらい遺構もあるかもしれませんね!

No title

>空母欲奈
浜岡東小学校の近くの「陸軍用地417号かな?
御前崎市佐倉を目標に発射したとされているので、延長線は全て陸軍により、摂取されていますから、恐らくそうでしょう!
今の所見つかっているのはそれだけの様なので、見つければ新発見ですね
戦後は米軍の射爆訓練地になっていたそうですね、発電所辺りまで

No title

数分後メール着たわ、写真ありがとう
御霊神社の辺りにもマーキングがあるけど、あそこは祖霊社があるぐらいだと思ったけど、穴あるの?

あと、様付ける前に送信押してしまった、失礼!

No title

わ~~流石です! 
地元とはいえ1時間は掛かるので、もう少し確証を得てから、行ってみたいです。

”御霊神社の辺りにもマーキング” 詳しくないですが、秋津州の砲身を利用した表忠塔がありましたよ。  穴ではないですww

No title

アームストロング 1892年型 15.2cm(40口径)速射砲ですか!
欲しいです、今度持って来て下さい。

まさか、二代目秋津洲の竣工時に憑いていた 40口径12.7cm連装高角砲 ?
横浜来る時によろしくね( ̄ー ̄)

No title

yakumoさんは歩く百科事典ですかねw
見透かされたので記事にしま~す!

No title

いや、そっち行く時ある程度調べたし、数値はググレば出てくるし
秋津洲は二式大艇すら積める水上機母艦として有名でしょう!

新たな標柱発見、期待しています