大井海軍航空隊地下壕 沢水加地区プレリサーチ
海軍は大増強を画策し、通称「マル4計画」を立案した。この中に偵察機搭乗員の訓練部隊のひとつとして、静岡県榛原郡川崎町に飛行場を建設し、航空隊を設置する事になった。
牧之原台地上の茶畑を接収し、比較的平坦な飛行場を増設することになった。
使用機種は九〇式機上作業練習機、白菊、天山などと入れ替わり、第一線を離れた九七式艦上攻撃機などの攻撃機・陸上偵察機が使われた。
この白菊のエンジンや車輪が牧ノ原コミュニティセンターに展示されている。
なお、大井海軍航空隊からも特攻隊が選出され、「菊水一号作戦」発動時、八洲隊に特攻待機下令が下されたが
菊水作戦終了に伴い、八洲隊の特攻待機を解除され、犠牲者を出さずにすんでいる。
大井海軍航空隊は空襲の中、指揮を継続する為に地下指揮所をつくり三方向から地下壕を掘り、指揮所と繋ぐ計画をしていたが、途中で終戦となった、一部はバイパス工事で失われたが、まだ残っている物がある。
大井海軍地下壕を独自調査されている、-廃虚日常記録帳-の空母欲奈氏に案内してもらった。
ただし、何かに掴まらなければ降りるのが難しい斜面や、2mほどの段差を飛び降りたりもする、更にその道を辿って帰らなければならない立地条件が難点だ、正規の道は不明、当時は沢に沿った道があったのかも知れない。
今回は夕暮れ間じかで、1時間程度の短時間探索となった
国道473号線に架かる古い橋脚跡、この下に地下壕がある
自分にとっては日常的な斜面だが、慣れない人には危険だろう
一人、壕口センサーの感ずる方向に皆と別れて進むと、やはりあった
内部から入り口を見ると八割がた埋っている、これでは空母欲奈氏も見落とすだろう
入り口入って正面は崩落しているようだが右に通路がある
壕床は多少悪いが、形状はしっかりしている
この壕は陣地壕のように曲がりくねっている
通路に崩落は見当たらないので、ズリ出しをしていないのだろう
突如として、予想もしていなかった下層が右手に現れる
正面突き当たり、機械掘りで掘削中の様だロッドの穴が空いている
下層入り口、あまりに澄んでいて気が付かなかったが、石を投げたら水没だった、足場が脆く降りたら戻れなくなりそうだった、しかし風が吹き上がってくるので開口部があるはずだ
後から来たメンバーに軽く説明し、一人壕を出る
20m程度離れたところに壕口発見、これが恐らく空母欲奈氏の見つけた壕だろう
ものすごい澄んでいるが、かなり水没している
唯一人ウエイダーを持って来ていた事が幸いし、突入出来た
入ると予想外に複雑に枝道が交差している
ズリ山があると逆に安心して歩ける
取りあえず皆のいる壕の接続部を探す
当時の支保工の跡だろうか
一旦合流後、皆が来るまで(壕口までだが)一人探索する、かなり大きく水音がする場所がある
なんとえらい勢いで地下水が噴出している、三菱発動機可児久々利地下壕(東側)その2で見た、地下壕の滝を思い出す、滝の動画
奥の方でも音がする
地下水の噴出孔は多数あるようだ、バイパス工事の影響だろうか、こんなに水の出る所に壕は掘らないだろう
これだけ出ていれば、水の綺麗さが納得できる、川の様だ!しかしこの水は何処へ?
壕口付近は、ほとんどがズリで埋っていた、だから水が抜けない
この辺の水深は、ゆうに腰を超えている
しかしキレイな水である、地下壕ならの淀みが無い
ここからも染み出している
壕口付近は閉塞が多いのか、湿度が上がる
ほとんど隙間程度の通路しか無い
少し段差のある通路もある
枝抗だらけでヤバイぐらいに楽しくなって来たが、外で待っているメンバーに怒られそうだ
まだまだ先は続いているのだが、今回はここまでとする
とっぷりと暮れた高速を横浜へと渋滞35kmをひた走る(とのさんが)
牧之原台地上の茶畑を接収し、比較的平坦な飛行場を増設することになった。
使用機種は九〇式機上作業練習機、白菊、天山などと入れ替わり、第一線を離れた九七式艦上攻撃機などの攻撃機・陸上偵察機が使われた。
この白菊のエンジンや車輪が牧ノ原コミュニティセンターに展示されている。
なお、大井海軍航空隊からも特攻隊が選出され、「菊水一号作戦」発動時、八洲隊に特攻待機下令が下されたが
菊水作戦終了に伴い、八洲隊の特攻待機を解除され、犠牲者を出さずにすんでいる。
大井海軍航空隊は空襲の中、指揮を継続する為に地下指揮所をつくり三方向から地下壕を掘り、指揮所と繋ぐ計画をしていたが、途中で終戦となった、一部はバイパス工事で失われたが、まだ残っている物がある。
大井海軍地下壕を独自調査されている、-廃虚日常記録帳-の空母欲奈氏に案内してもらった。
ただし、何かに掴まらなければ降りるのが難しい斜面や、2mほどの段差を飛び降りたりもする、更にその道を辿って帰らなければならない立地条件が難点だ、正規の道は不明、当時は沢に沿った道があったのかも知れない。
今回は夕暮れ間じかで、1時間程度の短時間探索となった


































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