蘭領東インド方面(は号券) 軍用手標

軍用手票(ぐんようしゅひょう)とは、戦争時において占領地もしくは勢力下にて軍隊が現地からの物資調達及びその他の支払いのために発行される擬似紙幣である。
一般的に「軍票(ぐんぴょう)」と言われる物で、軍隊が通貨の代用として使用する手形であり、最終的には、その軍隊が所属する政府によって軍票所持者に対し債務支払いを行う必要があるが、敗戦国の場合、支払能力がないため反故にされる場合もある。
日本の場合は、連合国側が軍票の支払い義務を免除した為、基本的には紙くずと化している、しかし、一部の軍票は未だに有効で、海外トレーダーなどで数千~数万枚単位で使用されている。
このような手形を初めて発行したのは以外に古く、英仏戦争時のイギリスで1815年の事であった。
もともとは、自国の通貨を使用すると通貨供給量が激増し、結果的にはインフレーションで経済破綻する恐れがあるほか、敵国に自国通貨が渡ると工作資金になる危険性があるなど、戦略面からの要請がある為であるそうだ。
なお、日本においては、西南戦争の際に西郷隆盛が使用した西郷札が軍票の最初であるらしい

日清戦争軍票、日露戦争軍票、青島出兵軍票、シベリア出兵軍票、日華事変軍票、大東亜戦争軍票と日本は軍用手標を発行しているが、当然他国も様々な軍用手標を発行しているので、とても手に負えない
自分の手元にある大正~昭和20年(終戦)及び戦後の一部のみ、ほぼ画像のみ貼って行く形で紹介する

備考:通貨単位は現地と同じセント、グルデン、ルピアを使用
   (頭記号:S・・・SLAVYAの略)

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は号1セント(49mmX96mm) 発行:昭和17年1月(枚数:141,700,000枚)
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は号5セント(48mmX100mm)発行:昭和17年1月(枚数:142,020,000枚)
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は号10セント(51mmX106mm)発行:昭和17年1月(枚数:29,160,000枚)
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は号1/2グルデン(58mmX120mm)発行:昭和17年1月(枚数:18,290,000枚)
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は号1グルデン(67mmX140mm)発行:昭和17年1月(枚数:44,380,000枚)
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は号5グルデン(72mmX150mm)発行:昭和17年1月(枚数:14,710,000枚)
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は号10グルデン(77mmX160mm)発行:昭和17年1月(枚数:16,145,000枚)
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写真だと大きさが判らないので、手近かに有った7.62mmを対比様に置いて見た

他にも100ルピア、1000ルピアなどが流通していた様だが、所持していない
日本国内で印刷した軍用手標の他に、現地刷りの物も存在する(南方開発金庫券)
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現地刷:10ルピア(76mmX158mm)発行:昭和19年(枚数:不明)
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現地刷:100ルピア(85mmX175mm)発行:昭和19年(枚数:不明)
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他にも現地刷:1/2ルピア、1ルピア、5ルピアなどが存在するが、所有していない

見ずらいので軍用手標(軍票)等 まとめに順次UPして行く
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