日本郵船氷川丸(海軍特設病院船)その1

カテゴリー的に「船舶」にしようか、迷ったが戦時中に3回も触雷している病院船なので、戦跡とする

氷川丸(ひかわまる)は、日本郵船が1930年(昭和5年)に竣工させた日本の12000T級貨客船である
多くの日本の貨客船が喪失された太平洋戦争でも沈没を免れた数少ない大型貨客船で、戦後も1960年(昭和35年)まで北太平洋航路で運航を続けた。運航終了後は横浜市の山下公園前(横浜港)に係留されている。
戦前より唯一現存する日本の貨客船であり、当時の日本の造船技術を今に伝え、また船内のインテリアなども含めて貴重な産業遺産であるため、2003年(平成15年)には横浜市の有形文化財の指定を受けている。
船名は、さいたま市大宮区の氷川神社に由来するもので、これにちなみブリッジの神棚には氷川神社の祭神が奉ってある

1941年12月に病院船となり、戦中に3回も機雷に触雷するも生還を果たし、日本の大型民間船の中でも終戦まで沈没を免れた数少ない事例となった。

機雷について触れておくと、一般的には海水浴場に浮いている浮きの様な物が思い浮ぶだろう、それに似た物はもちろんある、アメリカンクラッカーの様に機雷2つをワイヤーで繋ぎ、ワイヤーに引っ掛かったら当然左右から2個触雷する物も昔からある、しかし第二次大戦のアメリカの機雷の大半はM4~M9磁気機雷が中心になる
これは船の金属に反応し、直接ぶつからなくても設定距離に近寄れば起爆する、氷川丸の触雷もこれではないかと思う、
運がいいと大して近寄らない内に起爆する(軍艦の半分以下の速度の輸送船など)事もあるので、水中衝撃波による浸水程度で済む場合がある。
しかし、M4機雷は精巧で、電池式カウンターが最大8カウントある、つまり前衛の護衛艦艇には探知してもカウントを取るだけ、駆逐艦、海防艦などが8隻通過後の主力艦、もしくは護衛対象の輸送艦が8カウント目に触雷する事になる。
日本軍にも代表的な93式機雷が存在するが、種類は少ない、93式機雷の安全装置に面白い話がある、当然仕掛ける前の船もしくは飛行機の中で爆発されると困るので、安全装置を付ける、なんとそれは角砂糖であった、海水に投入後、角砂糖が溶けて安全装置が接触解除されるのだ。

姉妹船の日枝丸(特設潜水母艦、のち特設運送船)と平安丸(特設潜水母艦)は戦没している。
戦後は輸送力を活かして帰国者の引き揚げ船や国内航路にも充当されたが、戦後間もない時期に運航可能な貴重な大型船であったため、1950年以降は船齢20年を超えるベテラン船でありながら日本郵船の国際航路に復帰した。
1960年に航路からの退役後、山下公園に係留された後、氷川丸マリンタワー(株)所有となりユースホステル・見学施設として運営された。
当初は黒色であり、戦時及び戦後しばらくは病院船を示す白色、氷川丸マリンタワー(株)所有当初エメラルド・グリーン、後にブルーに塗られるが、氷川丸マリンタワー(株)廃業により日本郵船が引継ぎ最初の黒色に戻って現在に至る。
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病院船時代、白地にラインは緑
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氷川丸マリンタワー(株)所有時代、ブルーよりはグレイに見える
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櫻の終わった山下公園にやって来た
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観光客もまばらである
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手前には水上バス乗り場がある
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一角はお土産やになっている
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拘束され、コンクリートで固定されている
けいやん様から情報を頂き、氷川丸は自力で浮いているそうです
参考ページ http://schafe.s246.xrea.com/dentou/hikawamaru/hikawamaru1.html

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レリーフ
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リベットの厳つい感じがいい
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入館料は船内で払う
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では、向おう
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スクリュウを外し、超電磁推進装置を企画中?
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船内図、以外に回る所は多い
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説明
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無骨なリベットがいい
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では、進入
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本来デッキ部分をフロントにしているので、船内にビットが生えている
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本来はこんな感じ
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裏側の装飾されていない部分(未公開)
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となりのマリーンシャトル(観光船)と水上バス
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入場料を払って船内に入ると、シアターがある(当時の記録映像)
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造船所の船銘板
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子供の作品(潜行艇のようだ)
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通路に行く
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(直訳・通路、階段)
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扉などは、ほとんどオリジナル(戦時とゆう意味ではない)
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古い真鋳のドアノブ
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この辺は客室エリア
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左舷は客室が少ない
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部屋と部屋の間の通路、舷窓の明かりがいい
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外には横浜の町並み
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舷窓のフタ
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セピアな電燈の色もグットだ
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先へ進む
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貨客船だけあって、消火設備は非常に多い、これも沈没を免れた一因だろう
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自爆装置?
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緊急用ハンドル
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フタをずらし、ハンドルを突っ込んで回し、通路の隔壁を閉める
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restoring button(復旧ボタン)
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弁当箱のような非常報知ベル
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これは、エアコンノズルの説明
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床にも隔壁操作の穴がある
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天井の電燈の前後にあるのがエアコンノズル
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階段があるが、まだ行かない
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左舷にはこれがあるから客室が減っている
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一等児童室
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当時の拷問遊具
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親が飯食っている間の子供の飯は?
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竣工じの画だそうだ、全面に書いてある
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親が飯を食う一等食堂
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アール・凸
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天井からは淡い光が光る
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食堂の舷窓
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銀食器
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デナーメニュー
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殿下のご飯
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間接照明
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当然空調憑き
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天井中央の間接照明
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給仕用の棚
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ナイフやフォーク等が入っていたのだろうか?
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右舷側は立ち入り禁止
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階段へ向う
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階段踊り場の壊れた時計
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虫かごの様な飾
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階段上の飾壁、後で触れる
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甲板出入り口のソファーとヒーター
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1等読書室、天井が斜めなのが判るだろうか?
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天井に合わせて、扉も斜めに出来ている
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1等客以外、使用禁止
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たいして広くはない
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なんか、厳重な窓
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開いてしまった、めちゃ分厚くて重い
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英語の本ばかりでつまらない

なんだかんだで、400枚以上撮っているので時間が掛かりそうだが、船は好きだから仕方が無い
行くまでは30分もあれば回れるつもりでいたが、優に3時間以上回っていたのだ。
観光客が居なくなって、無人になってから写真を撮るので、倍の時間が掛かる
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コメント

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初めまして。

初めましてで、過去ブログのコメに失礼致します。

氷川丸は固定ではなく、浮いているそうです。

 ↓

http://schafe.s246.xrea.com/dentou/hikawamaru/hikawamaru1.html

けいやん様

初めまして、けいやん様
情報ありがとうございます、そうなんですね、浮いてたんですね
横須賀の戦艦三笠のイメージが強いのか、世間的にコンクリート固定が
当然の様に広がっていて、疑いもしませんでした。

記事の方も修正させて頂きます
また何かあれば、ご教授下さい。

No title

先日、戦艦三笠を見た際、氷川丸もそうだっけ?と疑問に思いまして。

調べついでに、貴殿のブログを拝見したもので、ついお節介をしてしまいました。

かくいう私も氷川丸は固定されていると思っていました。

けいやん様

ご連絡ありがとうございます

わざわざ御気遣いありがとうございます
自分も出来るだけ正しい情報を伝えて行きたいので
ありがたいかぎりです

また気の向いた時にでも、見にいらして下さい