東京湾要塞 観音崎砲台(第一砲台)

東京湾要塞は、帝都東京を脅かす海からの攻撃に備えるため、明治政府によって1884年より建造開始された東京湾周辺の軍事施設の集合体で、最初は清国北洋水師、次にロシア太平洋艦隊の来攻が想定しての施設であった。
主要な設備は、千葉県館山市の洲崎から富津市の富津岬にかけての沿岸と、浦賀水道を囲む形で神奈川県三浦市の城ヶ島から横須賀市の夏島にかけての沿岸に建造された沿岸砲台、第一海堡(かいほう)、第二海堡第三海堡からなる人工島及び猿島である。
もちろん、内房総から三浦半島、城ヶ島までひっくるめての東京湾要塞であるが、今回は観音崎周辺のみ限定する。
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こういう公式資料もあるのだが、等高線が見難いので、他サイトから借用する、かなりみやすい!
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出典:観音崎の自然&あれこれ「観音崎砲台跡」よりお借りしました
(注)
1.加は加農砲(カノン)の略,カノン砲は砲身長く,砲弾の初速が大きいから敵艦側を射撃適す。遠距離もこの砲で,24加-2は24センチ口径のカノン砲が2門設置されていたことをさす。

2.榴は榴弾砲の略,榴弾砲はカノン砲に比べ砲身が短く,口径の12.3から20倍くらいのまでのもの,従って初速がカノン砲に比べ大きくなく,上向け発射し,敵艦の甲板を打ち抜く砲である。

3.臼は臼砲の略,榴弾砲より更に砲身が短い口径の12.3倍以下のもの。比較的近距離に於いて敵の頭上から,弾丸を落下させるもの。

4.速加は速射加農砲の略,発射速度の大きい砲。即ち一定時間内に多数の発射ができる。

5 フランスは砲台関連構築物のレンガの積み方がフランス積,イギリスはイギリス積の略。
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アジ暦による第一砲台の概要
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市史研究「横須賀」7号より抜粋a1,a2が砲座
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坂道をひたすら登り、砲座に着く
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階段がある、砲座はこの上にある
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砲座床面は化粧板を張られ、砲座自体は見れない
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手前の砲座右上に当時の階段がある
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その先には右翼観測所の測遠機台がある
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中は煉瓦造りでモルタル塗りである
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砲座を見下ろす
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胸檣に一つはある謎の穴
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第一砲座と第二砲座を繋ぐ、楊弾口を兼ねた連絡通路
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揚弾井が2ヶ所あり、下の弾薬庫と繋がっていた、ここから左右の砲座に給弾する
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第一砲台の特徴でもある
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上に上がると、揚弾井を挟んで3つの通風口が開いている
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右側の弾薬庫用通気孔かなり深い
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真ん中の弾薬庫間の通路用、結構深い
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左側の弾薬庫用通気孔、大分深い
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左の砲座も第一砲座と左右対称なだけ
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下に降りる
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砲座間通路の下には、弾薬庫がある
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ここ、公園整備の際に埋められてしまったのだ
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覗き込むと中は崩落も無く、しっかりしている
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壁面には、簡易クレーンを付けて弾薬の上げ下ろしをしていた跡がある
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左側を見ると掩蔽部が塗り込められている
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登って見ると、やはり通風孔がある
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案内板もあるが、非常に見難い


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