東京湾要塞 観音崎砲台(第三砲台)その2

前回に引き続き、第三砲台の記事となるが、今回は観光コースでは無い、隠れた遺構を紹介する。
一般に第三砲台は、第一砲台ほど近くも無く、第二砲台ほど砲座も無く、トンネル抜けたら砲座が一つあるだけで、
後は第一展望台、今で言う海の見晴らし台があるだけの、ぱっとしない砲台である
しかし、この第三砲台周辺には観測所が4ヶ所もあるのだ、通常は山頂に1つか右翼、左翼に一つづつが普通なのだが
ここには、右翼、左翼(崖下へ転落)の観測所の他に後方遂道上部及び更に上部の尾根道に、観音崎砲台には多くの観測所が残る中でも、一際異彩を放つ観測所が現存する。
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まずは一番行き易い右翼観測所、砲座右側に階段がある
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無理して登れない高さでもないだろう
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でなければ、上に回って小道の突き当りから藪に入ってすぐである
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円形のコンクリート製観測所がある
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主出入り口、またいで何処からでも入れるが一応ある
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現状は良くなく、3つほどに割れてしまっている
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少し離れて、全体を見る(一部崖下へ転落?)
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主出入り口から出ると、階段だか付属室だか良く判らない煉瓦がある
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マスに上だろうか?刻印のある煉瓦が見れる、この手の刻印を探すだけでも、煉瓦遺構は楽しい
しかし、数10mに及ぶ煉瓦壁であっても、見える面にはひとっつも刻印が無い物もある
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横墻に戻り、左の方に行くと
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この曲がり辺りに遺構があるが斜面なので、転落注意
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左翼観測所付属室の一部が残っている
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様々な刻印が残っているので面白い
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では、下に落ちて行って見よう
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数10m落ちていくと、コンクリートの破片が点在する
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見えて来た、左翼観測所だ
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一応鉄筋入りコンクリートだったようだ
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多少分解しているが、観測所一式がそっくり滑り落ちて来た感じだ
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観測所出入り口の階段
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観測所内部
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側遠機台?
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観測所に良くある、物入れ
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反対側の物入れも、なんとか見える、よくもこれだけ原型を留めている物だ、関東大震災で脱落してから約90年だ
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遂道上の観測所に向う
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鬱蒼とした茂みに、三本の柱
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コンクリートでは無さそうだ、安山岩か?八角形の標準的なもの
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季節によっては、草に埋もれて見えないだろう(人物比榴弾砲氏)
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更に進むと遥か遠くに、異形の煉瓦構造物が見えてくる
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初めて見た時は結構興奮した、当時一般的に知られてない遺構だったから
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半分に割れ、傾いてしまっている、中央にこじんまりとした側遠機台がある
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結構下もえぐれて来ている
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取りあえず登ってみる、側遠機台は煉瓦のモルタル塗りだ
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主出入り口方向を見ると、結構マシに見える
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円形にする為に煉瓦を苦労して割っているようだ、刻印も良く見える
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足元(上部)を良く見ると、金具がぐるっと生えている
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先がワッかになっている、ボルト状は良く見るがこれは見かけない
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内側に落ちている上部外縁の一部、煉瓦は鏨で結構きれいに割れるらしい
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床面はコンクリートで覆っていたようだ
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上から全体を写してみる
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高さは丁度人の肩下ぐらいか
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次に来るまで、崩れないで残っていて欲しい

この円筒形煉瓦観測所は第一砲台と第三砲台の中間付近にあるので、共用もしくは連携的な機能をしているのかも知れないが、裏付けるものは何も無い
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