浅川地下壕 ロ地区 その1

しばらく前に途中経過を掲載したが、概ねの場所特定に至っていたので、確認に行って来た

浅川地下壕とは本来中島飛行機武蔵野工場の疎開工場として計画された物ではなく、武器や軍需品の備蓄倉庫、「浅川倉庫工事」「ア工事」として1944年9月から買収開始、11月から工事が着工される。
余談だが松代大本営は「マ工事」と言われ、加藤幸夫建技少佐が双方共兼任で責任者となっている。
陸軍倉庫として工事をしていた途中の1944年12月、中島飛行機武蔵野工場の空襲が行われ、急遽分散疎開の一部としての使用が決まった。
工場を受け入れるためには、当初の(イ地区6本のみ)計画では足らず、イ地区に3本追加、ロ、ハ地区にも急遽地下壕を追加掘削する事になったのだが、終戦までには間に合わ無かった。(イ地区の一部のみ稼働)
一応だが補足しておくと、もちろんこの壕内でエンジンを完成させていた訳ではなく、壕内ではあくまで部品を作っていた
各地で作られた部品をこの地に集めて、屋外の組立工場で完成させたのである。
よってこの地で作っている部品は、もっとたくさん出来ていても、他の疎開工場から部品が届かず、結果として10台程度のエンジンしか完成しなかったのである。

前回は北側を中心にアプローチした、そこで見つけた壕口の反対側、南斜面の前後100m程度が今回の山狩りポイントとなる、南側の方が斜面もなだらかで、金刀比羅山参道から行けるので、楽勝気分でのんびり出かけた。
攻略結果を簡単に説明する
DSC05930_R_201501021944124d2.jpg
見ての通り北より南斜面の方が、等高線が広い
DSC05927_R_20150102194411a66.jpg
残存が今回確認出来たのは(2015.1.1時点)右斜線部分(⑪~⑮まで)のみで、後は初沢町三和団地に飲み込まれている
イ地区と違い、ロハ地区は未完成で壕内の整形がなされていない、ずりも随所に残っている為、保存会では表向きロ地区は完全埋没、ハ地区は現存壕口1ヶ所(金網と南京錠で封鎖)と公表している、イ地区は見学路のみで、自分の見つけた壕口は把握していない様だ。
DSC05637_R_20150102201217121.jpg
08:00近くに出発するも、横浜外気温1°C
DSC05638_R_201501022012199a2.jpg
天気もまだすっきりしない
DSC05640_R_20150102201220205.jpg
とにかく246~16号をひた走る
DSC05642_R_20150102201222646.jpg
道がガラガラで、1時間近く早く着いた、これは前回登った東登山道入口
DSC05643_R_2015010220122376e.jpg
今回はこっちのゆるい方
DSC05645_R_20150102203328d83.jpg
なだらかな斜面を登って行く
DSC05644_R_201501022033270e8.jpg
昔、丸太を使って階段を設置していたのだろう、これが沢山あってコケそうになる
DSC05646_R_20150102203330dd2.jpg
今回は山頂まで登らなくて良いので、2/3ぐらいからV字に山狩りを始める
DSC05647_R_2015010220333136b.jpg
地盤が硬い岩盤なので、根が張らず倒木が多いのが難点だ
DSC05650_R_20150102203333b6e.jpg
30分程度の山狩りで、あっさり壕口発見、これが第15抗になる(一番端っこ)
DSC05651_R_20150102204647e41.jpg
隣には壕口ではないが、人工的に切った跡がある
DSC05652_R_201501022046503a6.jpg
そこから斜面を切った所が見える
DSC05655_R_201501022046508cb.jpg
第14抗発見
DSC05656_R_2015010220465286d.jpg
内部を照らすと、水没もなくいい状態だ
DSC05658_R_20150102204653811.jpg
下から見上げると、ちょっとだけ崩れている様だが問題ない
DSC05659_R_20150102210432202.jpg
右には第15抗への連絡通路、何故か横広
DSC05660_R_20150102210433a77.jpg
正面には狭まりながら、第14抗が伸びている
DSC05661_R_20150102210434a94.jpg
端っこなのを確認する為に、15抗に向かう
DSC05662_R_20150102210436b5e.jpg
一度水没して乾いたのだろう、地面がひび割れている
DSC05663_R_20150102210437562.jpg
ありがちな小瓶が落ちている
DSC05664_R_20150102211056025.jpg
支保工を立てる穴に、角材が立てかけてある、若干焦げているようだ
DSC05665_R_20150102211057bfe.jpg
15抗の壕口が見える
DSC05667_R_20150102211058ce8.jpg
横広に掘られた坑道を、右に通路が無い事を確認しながら進む
DSC05669_R_20150102211100eba.jpg
最初の交差点、調査時の符号1-1
DSC05670_R_201501022111017e0.jpg
ふと見ると、床に起伏が見える
DSC05671_R_20150102221634592.jpg
ストロボを抑えると、トロッコ軌条が浮き上がる、その手前に丸い物が?
DSC05672_R_20150102221635188.jpg
周りはコンクリートで丸太を埋め込んである、初期工事時の支保工だろうか?
DSC05673_R_20150102221636263.jpg
奥に進むにつれ、崩落が伺える、最早軌条は見えない
DSC05674_R_20150102221638c6a.jpg
次の交差点1-2である
DSC05675_R_20150102221639c63.jpg
左を見ると、串刺し状に奥まで続いている
DSC05676_R_2015010222255448e.jpg
右を確認する事が第一なので、まっすぐ行く
DSC05677_R_20150102222555822.jpg
この辺に来ると、天井が若干低くなる
DSC05678_R_201501022225572e4.jpg
崩落は減ったが、時折新しそうなのが落ちている
DSC05679_R_201501022225584c1.jpg
また通路の真ん中にコンクリートに巻かれた丸太が顔を出す
DSC05680_R_20150102222559ffe.jpg
1-3付近で壕口を振り返る、まさに工場系直線抗
DSC05681_R_20150102230946a90.jpg
上側半分だけが、湿気を含み黒ずんでいる
DSC05682_R_20150102230947c36.jpg
奥まで来ると、天井も低くなるが、十分立って歩ける
DSC05683_R_20150102230948af0.jpg
調査時に引いたのだろうタコ糸があった、迷う為ではなく、距離を測定する為だろう(こんなトコ迷う奴はいない)
DSC05684_R_20150102230950c03.jpg
左手の通路
DSC05687_R_2015010223095159f.jpg
おっと、床にはトロッコの枕木が何故か一本だけ残っている
DSC06208_R_201501031944046aa.jpg
鋼製、木製があったそうだ
DSC05689_R_20150103191322c9d.jpg
15抗最後の交差点、右側にはもう穴は無い事を確認
DSC05688_R_201501031913219b4.jpg
公式調査時の1本目、分岐4コ目を示す記号
DSC05690_R_201501031913230e9.jpg
発破穴がそこここに開いている(削岩機で穴を空け、ダイナマイトを入れる穴)
イ地区では、TVの取材中に大量のダイナマイトが発見され、大騒ぎになった、見学コースの大げさな鉄骨はその時の撤去工事のなごりだ
DSC06209_R_20150103194405e37.jpg
絵にするとこんな感じ(保存会の冊子より)
DSC06211_R_20150103194407471.jpg
これが発見されたダイナマイト、3トンあったそうだ
DSC06213_R_20150103194408b06.jpg
陸上自衛隊爆発物処理徽章、自衛隊の手により処理された(なぜこんな物持っているかは内緒だ)
DSC05692_R_201501031913253de.jpg
15抗最深部
DSC05693_R_20150103191326018.jpg
土砂の流入によって塞がっている
スポンサーサイト

コメント

非公開コメント

ロ地区の壕の入口は
他にもあったのですね…

1997年に保存会の方々(前の理事です)と
ロ地区の見学会に参加し、他の入口がないか
密かにしつこく確認したのですが
「崩落して消滅」の一点張りだったので
それを信じたまま今に至っております…

近いうちに探訪してみたいて思います。

ハ地区の入口から学校を回り込むように
高尾駅方向へ進んだ住宅地内に
宿舎と思われる木造の家が
1~2件あった気がします。

yakumo様の根性を借りて、梅洞寺と日野の
地下壕を発掘してみたいですね~(笑)

それではまた。

祐実総軍三等兵様

風邪のお加減は、いかがでしょうか?
体は資本です、御身大切に!

さて、ロ地区ですが公式には消滅とゆう事になってますね、しかし自治体や保存会の方では明らかに把握しています。
やはり責任問題の回避と、事故=壕口封鎖となるからでしょう。
しかし、世の中には手がかりがあると、山狩りする奴もいるそうです、困った物だ

休みが合うようでしたら、壕口にご案内します、友人経由で行かれても結構です
彼には入壕経路を案内してありますから!
浅川編はもう少し続きます、暇でしたら見ていってください

それでは、お大事に!!

No title

不法侵入ですかWWWWW

No title

不法侵入ですか

No title

金比羅山登山道なので、不法侵入ではありません
誰でも行けるところです