愛する恐ろしい京都(京都人の性格編その1)

関西圏と関東圏では、当然の事ながら言葉(関西弁、関東弁)も違う、風習も違う
東男yakumoが、京都において困った事、感じた事、感心した事などを、横浜人目線で書いてみる
始めに断って置くが、京都を卑下する、下に見るなどと戯けた意味合いではない、ただ感じた違いを
京女sanaの監修の元に、ちょっと綴ってみたくなったのだ。
なお、京都市全体では無く、概ね洛中(京都中心地)の限られた地域においての比較である
なんせ洛中以外の外へ、あまり出た事が無いので、紹介しようも無いのである・・・(中途半端ですいません)

あくまで東男yakumoが京都に通い詰め、実際に感じた部分を摘み取って紹介して行く(関東人目線で)
京都の人から見たら、ちょっとニュアンスが???みたいな部分もあるかも知れない
年単位で自分の足で歩き回って感じた事なので、2~3日京都を訪問して京都を知った気になる様な
京都人が聞いたら「そないな程度で、京都を語らんといて~」なんて怒られそうな人とは違う、大分マシな紹介だと思う
まだまだ読み取れず、理解し切れない部分があるが、時間をかけて勉強していきたい
「その1」とはそんな意味だ、も少し理解が深まったら「その2」を書けるだろう。





関東人yakumoは一人だと、お店で良い思いは中々出来ない

京都の老舗等のお店に関東人が訪れた際に、勘が鋭い人なら気付くであろうが、妙な疎外感を感じるだろう
大抵の老舗は「お馴染みさんだけでやっていけるから・・・」と思っている
だがそこは商売である、一見さんでも、来た客はそれなりに、感じ良くにこやかに対応をしてくれる
がっ!しかしっ!!
観察力のある人なら、他に居る地元京都人のお客さんとの応対の差に気付く事が出来るだろう
観光客には「お店の人から何か冷たい対応をされた」的な印象を持つ人も多いはずだ、
それは正解なのである
関東人が普通に思っている「お客は金払っているんだから上に見られて当然だ!」的な思考が京都では嫌いな人が多い
もちろん全部の関東人がそんな人ばかりではないのだが、自分は客なんだから偉そうに横柄に振る舞って良い、という観光客は事実、多いのだ・・・

特に、一流のお店になると、お馴染みさん以外の人の直接の来店はもちろん、予約さえも中々通らない
そんな場合も京都人はもちろん、直接的に断るのではない、
「予約がいっぱいです。」とか、「今日は材料を使い切ってしまいました。」など、やんわりと遠まわしにお断りさせてもらう事がある
しかし、yakumoが電話で予約の取れなかった日付けに、京都弁のsanaが予約の訪問をすると、すんなり予約が取れたりする。
ここでポイントとなるのが、お店に失礼のない様に自らが訪問し挨拶をさせて貰うという姿勢が必要なのである
前記の様に、「食べに行ってやるんだから」みたいな、「客なんだから」って感じの態度は一切取ってはいけない
お店にとってそれは大変に失礼に映る行為なのだ、
つまり、「客が上でお店は下という上下関係ありき」みたいな関東風は通じない。
京都人の仲介などがあって、初めてお伺いが出来るほどの狭き門が、老舗やちゃんとしたお店には多いのだ
もちろん観光客目当てのお店も数多く存在するので、そちらなら普通に行けるだろう
京都の観光地には、そのようないわゆる「外資系」(京都資本ではない店)が多く、接客も関東風で観光客からの評判も良い

関東人は基本的に「よそさん」と京都人に認識されている、それは外国人に対するそれと同等である
余談だが、洛中の人から見ると洛外の人は、同じ様に「よそさん」の扱いをされるらしい、
ただし!!
これらは全て、表面上には読み取りにくい表現でなされる、
それゆえ我々「よそさん」は誰もその「差別?!区別?!」気付くことはない
ここが、京都人の恐ろしい一面である、おーこわっ。
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飲食店にかぎらず、老舗ではその格式を尊重し、失礼の無い気遣いを心がけよう(老舗以外ならOKなわけじゃないよ)





京都人の中華思想

基本的に城の内(平安京範囲内)以外は京都では無い
これが洛中に住む人の常識である
もちろん近年はこの考えも若干は薄れて来ていると思うが、実は根強く残っている
今の若い京都洛中人には、そのような考えはないと思われているようであるが
実は、若い洛中人にも、このような考えは根強く残っているのが本当の実像である
彼ら若い洛中人もDNAに逆らえず、心の中で思っていることなど絶対に「よそさん」には"本音"を吐かない
中国で言うところの「選民(せんみん)意識」、選ばれし民であると言う意識が根底にある
元々は中国の文化人(地位のある知識人)が、中国王朝が滅びるたびに粛清を逃れて日本に亡命し、そこで広まったのが京文化の始まりとも言えるのだ

前回の記事でも触れているが、洛中(平安京内)と洛外(平安京外)との意識差はここから来ている
たとえばこんな話がある、sanaの会社内で休み時間での会話で、洛中に住む5~6人と北山に住むBの会話
上司Aが、「まだまだ暑い日が続くな~」って言ったところ、
北山に住む部下Bが、「いや~朝晩は大分涼しくなりましたよ。」って返した
このBの発言に対して、洛中に居住している上司Aから、すかさず「さすが北山やな~」と返された
一見、普通の会話に思えるが、それは違う、ここが京都人のそこはかとなく恐いところである
この本当の意味は、「京都の気候を北山の人が(北山ふぜいが)代表して言うんやなぁ・・・」って意味を含んでいる
そこには洛中の人にとって、「北山は京都では無い」と言う認識がまざまざと伺える、おーこわっ。
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洛西にある世界遺産「天竜寺」、京都市右京区の嵯峨にある
洛中人からは、ここもまた「京都では無い」と言われてしまうのだ、可愛そうな「世界遺産」天竜寺





京都人は貸し借りを作らない

これはあくまで、他人に迷惑をかけない為だ、
自分が人に何かをした事により、相手の人が「お礼やお返しをしなければ!」と考えないで済むように、との考えである
新潟方面のように「家は家、他人は他人」という割り切った考え方ではなく、あくまで気遣いなのである。
たとえば、家の前の「打ち水」は、絶対に自分の家の前のみで、隣の範囲内には撒くことはしない
隣の人が家の前を撒いてくれたから、うちもお返しに撒いてあげなくてはならないと、思わせない様にする為だ
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洛中にある京都の町屋には、必ず中庭がある、
その中庭を見る事が出来るのは、招かれた人だけである
うなぎの寝床の様な、間口が狭く奥行が長~い家が多いので、採光の為に必ず儲けられているそうだ



この記事を書いて、sanaに監修を頼んだら、「これ、ほとんど京都の悪口ですやん」て言われた、
恐る恐る「この記事公開してもいい?」ってきいたら、「まぁええんちゃう?」って・・・
「ええんちゃう」って・・・・・?!それって「良くない」ってことだよね?!
だかしかし!ここでひるんで記事を公開しなければ東男がすたる!!
でも、このまま公開した後のsanaの反応が怖くてドキドキしているyakumoであった、おーこわっ。

≪追記≫
ここまで色々と、京都人の恐るべき実態を書いてしまったが、
実際には、yakumoは京都のお店で嫌な思いをした事は無い、京女sanaと常に一緒だからである
予約も全てsanaにお願いしてやってもらっている、その方がスムーズでお店にも迷惑がかからないからだ
京都人sanaがあっての気持ちの良いフレンドリーとも言える対応を受ける事が出来ているが
一人であったらば、前出のように事実上の門前払いを受けているのであろう、感謝しなければ。

京都人の基本姿勢は「下から下から」である、これは慣れない関東人にとってとても気持ちが良く
まるで優位に立っている(好意的に扱われている)と勘違いしてしまいがちであるが
「京都人の言葉を額面どおりに受け取らんといて~」とよく言われる
yakumoの京都人との交流経験からすると、「京都人から褒められたときは要注意!」である
そういう時は、だいたい褒められてはいない、
京都人の言葉の本当の意味を察する事は、関東人には難しく、解りにくい
京都は場の(人の)空気を察する事でなりたっている、解らないで調子に乗ると大変な目に合う
京都人が低姿勢で接してくれていても、場の空気には気を使おう

面白い本を紹介する
「京都ぎらい」 井上章一 朝日新書 
「イケズの構造」 入江敦彦 新潮文庫

読んでみると、なるほどなと納得できるだろう
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コメント

非公開コメント

No title

西と東とでは微妙に感覚が違うんですよね。
最近とても実感してます。

でもこれって、西と東ばかりの話じゃなく、おそらく昔からある城下町の商店街だったりとか
、そういうとこも、大抵かなり独特ですよ。

ここ最近自分の受け持つ現場の一つに、京都の宇治
から来てる職人チームがあるんですが、やはり仕事に取り組む姿勢というか考えが関東人とは違うんですよね。 
良い表現で言うならば、良く働く。
悪天候でも、ガツガツやる。
材料ロスが少ない
これは関東人が見習わないといかんとこです。

悪く言えば  セコイ(笑)
そんなケチケチせんでもっていい言いたくなる
事も多々ありますが・・・・
それが彼らには当たり前。

それと、言葉の違いはもちろんなわけですが、仕事の段取り諸々・・・・
打ち合わせの際に気をつけてるのは、こっちでは向こうのほうが言葉が悪いように聞こえるわけですが、実は標準語で少々キツく言ったりすると、とても冷酷に聞こえるようでかなり凹んでしまうんですよ。
こっちも、あちらの方言で少々強めに言われると、( ^ω^)おっきたな・・・・ってなるわけですけどね。 お互い様やね。

って、わけのわからん関西弁のmayaでした。( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)( ̄▽ ̄)

ねこさん

こんばんは

そうなんですよね、実際に行って見ると微妙な感覚のずれが良く判ります
もちろん双方に悪気なんか無く、単に習慣の違いがそこにあるだけなんですけどね~
ちなみに洛中の人に言わせると、宇治は京都じゃないよって言われるんですよね~